マユキはミーナのアビリティに驚愕を隠せない
病気で長期入院してました、これからすこしづつ更新していきますのでよろしくよろしくお願いします。
ファイア!!
マユキが力ある言葉を発するとマユキが手に持つ魔法陣から小さな炎の矢がシュッと中庭の大石に向かって飛んで行き炎の矢は大石に命中する。
「マユキおめでとう、これでファイアの魔法習得よ。あとは、魔法陣の紙なしで発動できるように練習ね。」
「お母さん、それもうできるよ」
マユキは空中に魔法陣の紙なしに魔法陣を描き出した。そして、また、大石にむかって炎の矢を打ち付ける。小さな炎の矢は再び中庭の大石に命中する。!!
「すごいじゃない、マユキ!!普通それができるようになるのに一月ぐらいかかるはずなのに天才かしら」
お母さん、魔法の練習始めてから一月くらいかかってますよ。マユキは心の中で小さく突っ込んだ。
「ねえ、お母さん、どうしてお母さんのファイアと僕のファイア同じファイアの魔法なのに威力がぜんぜん違うの?」
「それはねぇ・・」
マリリン曰く、ステータスの魔力値とファイアのスキルLVが違うからだそうだ。魔力値やスキルLVが大きければ大きいほど魔法の威力が強くなったりスードが速くなったり、いくつも同時に魔法を発動させたり、いろいろアレンジしたりできるそうだ。魔法陣の練習をしてたときになんだか知らないけど急に何か理解できたような気がしたのはファイアのスキルLVがあがったからみたいだ。そして、次にマユキがファイアの魔法で目指すところは魔法陣を目の前の空中に描かず、『ファイア』の力ある言葉だけで魔法を発動できるまで魔法を理解することだそうだ、。でも、それはひたすらファイアの魔法を練習していたら勝手に身につくそうなので大丈夫だそうだ。
「マユキ、いまPCもってる?」
「うん、持ってるけどどうして?」
「PC確認して御覧なさいスキルのところにたぶんファイアがついてるはずだから」
マユキは急いでPCを手に取り確認してみる。
名前 マユキ・オーデラ 年齢12歳 職・学童
パーソナルLv12
HP:20/20 MP:2/14
【ステータス】
力:12 魔力:2 知力:12 体力:12 素早さ:12 運:47
【スキル】火属性魔法[ファイア]
【アビリティ】
「本当だ、スキルのところにファイアがついてる。あっ、MPと魔力があがってる。」
「体を鍛えれば体力が上がるように、魔法を使えば魔法のスキルLVと魔力とMPがUPしていくわ、だから、がんばって魔法の練習しなさい。」
「うん、練習する。でも、魔法のスキルLVってどうやって確認するの?」
「う~とね、アプレイザルアイ(鑑定眼)の魔法を使うか、アプレイザルの効果がかかったマジックアイテムを使うと確認することができるわ。」
そう言うと、マリリンはマユキのPCにアプレイザルアイの魔法を掛ける。
すると、マユキのPCのスキルの表示が【スキル】火属性魔法[ファイアLV2]に変わった。
「お母さん、ファイアがLV2になってる。アプレイザルアイ教えて!!」
「いいけど、今のルーンの理解度だと魔法陣丸暗記しても魔法発動できないよ。それでも知りたい?」
「うん、知りたい」
マユキは、マリリンからアプレイザルアイの魔方陣を教えてもらうと、早速、模写し暗記を始める。
翌日、マユキは学校に行くと幼馴染みのジークに自慢を始める。
「ジーク、効いてくれ!ついにファイアが撃てる様になった。」
ジークはニコニコしながら、マユキに近づき肩をくむ。
「マユキ、カードマの森に冒険にいこうぜ!」
「いいけどさ~、作戦練らないと無理なんじゃない?」
「そうだな、学校終わったらいつもの場所に集合な、ジニーとジムには声掛けとくぞ」
放課後、マユキはアジトに向かう。アジトは学校と家の間にある空き地にある廃材置き場だ。
アジトには、自分たちが持ち寄った宝物や武器、食料が置いてあり、いつも、ジーク、ジニー、ジム、マユキは何時もつるんでいるワルガキ四人組が集まり遊んでいる。
「おい!マユキ、なんでミーナが俺たちの秘密のアジトにいるんだよ。」
ミーナはマユキ傍に座りニコニコしている。
「どーせ貴方たちマユキが魔法使えるようになったからって、カードマの森にゴブリンでも狩に行くんでしょ!子供だけじゃ危ないからやめときなさいよ。」
「「「「はぁ~~~」」」」
ワルガキ四人組のため息が同時にアジトに響き渡る。
ジークはもう一度大きなタメ息をしてからミーナに話しかける。
「わかったよ、ミーナお前も行きたいんだろいっしょに冒険にいくか?」
「冒険ってなによ、そこの森にゴブリン狩りに行くんでしょ。子供だけじゃ危ないから私も一緒に行って上げてもいいよ。それに、オーデラ商会の跡取り息子のマユキに何かあったら大変だしね!」
「「「「はいはい、どうぞ一緒に来てください」」」」
四人がハモル・・・その後、マユキが話し出す。
「まあ、5人で行くにしても作戦はどうする?」
しばらく、沈黙した後もう一度マユキが話し出す。
「まずは、自分たちの戦力分析しなくちゃいけないから、みんなのPCだして見せてくれよ。それから、みんなで役割を決めて作戦を立てよう。」
そう言われてみんながPCを出しだす。
名前 マユキ・オーデラ 年齢12歳 職・学童
パーソナルLv12
HP:20/20 MP:20/20
【ステータス】
力:12 魔力:3 知力:15 体力:12 素早さ:12 運:47
【スキル】火属性魔法[ファイア]
【アビリティ】
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名前 ジークフリード・アレンキング 年齢11歳 職業・学童
パーソナルLv11
HP:110/110 MP:11/11
【ステータス】
力:33 魔力:0 知力:10 体力:55 素早さ:24 運:50
【スキル】剣術[片手剣]
【アビリティ】体力増
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名前 ミーナ 年齢12歳 職・学童
パーソナルLv12
HP:18/18 MP:12/12
【ステータス】
力:10 魔力:0 知力:11 体力:12 素早さ:24 運:24
【スキル】気配操作[索敵・気配隠匿]
【アビリティ】気配操作
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名前 ジム 年齢12歳 職・学童
パーソナルLv12
HP:20/20 MP:8/8
【ステータス】
力:14 魔力:0 知力:12 体力:14 素早さ:14 運:41
【スキル】
【アビリティ】鍛冶神の恩恵
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名前 ジニー 年齢12歳 職・学童
パーソナルLv12
HP:20/20 MP:14/14
【ステータス】
力:12 魔力:0 知力:12 体力:12 素早さ:12 運:67
【スキル】家事[お家のお手伝い]
【アビリティ】家事神の恩恵
みんなのPCを見比べて・・・・マユキが・・
「ちょっとまったって、ミーナお前、気配操作って何や~~っ!せやから、ワシのおる場所とか分ったんかいな!!!」
驚愕の表情でミーナを見る。
「そうだよ。っていうか、マユキ変な話し方になってるよ」
微妙な沈黙が秘密のアジトに漂っていた。。。
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