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猫の手をかりたいです。  作者: たまけん
2/15

マユキはファイヤの魔法を唱える。

遅筆ですが我慢して読んでいただけると幸いです。

マユキはベットに上に転がり自分のPCをまじまじと見つめながら、物思いにふける。

マユキはこの先のことをかんがえる。平凡なステータスにスキル、アビリティなし、唯一望みは魔力は1ときている。すごいステータスにチートなアビリティ、スキル持ちのはずだったのに予定がくるいまくりであった。

まずこの国では、12歳までの初等教育は親の義務として課せられるので基本的な読み書き算術はほとんどの国民ができる。12歳以降は各家庭によって子供が独立したり、進学したりする。

まあ、ほとんどの子供たちは12歳から親の家業を手伝ったりしてから、巣立って行くんだが幸いマユキは裕福な家庭に生まれているので進学しようと考えている。そう、魔法使いになるために!

マユキはなぜか初めから何か特殊な能力を持っているはずだと考えていたのでどうすれば魔法使いになれるかサッパリ解らないでいた。

「とりあえず、お母さんに聞こう、どうやったら魔法が使えるようになるか。」

独り言をつぶやく。

悶々といろいろ考えるうちに少し寝てしまったようだ。。。

「マユキご飯よ~~」

ミーナがマユキの部屋に呼びに来た。

「マユキ、いつまで寝てるのご飯よ!あなたが魔力を授かっていたお祝いなんだから早く降りてきて」

マユキが一階の食堂に降りて行くとすごいご馳走が並んでいた。

マユキはそんなにお祝いすることかなぁと思いながら食卓につく。食卓には父親のロイ、母親のマリリン、大番頭のクラーク、クラークの娘のミーナとアイリスがもうすでに待っていた。

マユキを含めたこの6人がマユキの家族だった。

ロイがグラスを持って立ち上がりお祝いの挨拶を始める。

「マユキが無事、魔力保持者であったことをお祝いしてここに乾杯したいと思います。カンパ~~イ!!」

「「「「「かんぱ~~い」」」」」

乾杯の声がそろう。

みんながご馳走を食べる中、マユキはマリリンに話しかける。

「お母さん、明日から魔法のこといろいろおしえてくれる??」

「いいわよ、明日からみっちり勉強しましょうね!」

マリリンは魔女として一流の冒険者、魔道研究者だったのでマユキは労せずしてよい魔法の師匠をえたことになる。魔法はもともと魔力が持つものが魔法を使えるものから高い授業料を払い教えてもらったり、王立魔術学院に入学して学ぶなどしないといけないのでマユキはかなり恵まれているいえる。次の日、マユキは学校から帰るとマリリンにすぐ魔法を教えてくれるようたのんだ。

マリリン説明によると、魔力は使えば使うほど上昇するので現時点で魔力が1であろうが10であろうがほぼ関係ないそうだ。ある程度、上がりきれば上昇率は落ちるがそれでも上がるので努力したものが結局強い魔法を使うことができるそうだ。でも、魔力が0の場合は初めに魔力を使いようがないので魔力の上昇ができず、ずっと魔力0のままなのだ。だから、マリリンはマユキに魔力がついたのをすごく喜んだし、回りもお祝いしてくれた。魔力を持って生まれる人間は稀なので魔法使いはすごく大切にされる。

では、実際にどのようにして魔法を使えるかというと使いたい魔法の魔方陣をイメージしそこに魔力を注入してトリガーになる言葉を発すると魔法を発動することができる。

用はファイアの魔方陣をイメージしてファイアと唱えると火の玉がほとばしるということである。いろいろ、応用はあるようだがとりあえず一番初歩の魔法であるファイアから学ぶことになった。

マリリンは、一冊の本と一巻のスクロールをマユキに手渡した。

「マユキ、そのスクロールに記されている魔法陣を丸暗記しなさい。まずはそれからよ。」

マリリン曰く、魔法陣はルーン(古代魔法語)で構成されており、一つ一つ意味のあることばでかかれている。だが、ルーンの意味はさっきマユキのもらったルーン語辞典を使えば解るそうでるので、一語一語意味を考えながら魔法陣を覚えるようにしないとダメなようだ。

ただ、魔法は意味が解ってもなんだかはじめ理解できないらしく魔法を使用していく内に理解度が高まり次への上位の魔法へと覚えることができるみたいだ。だから、初級魔法はともかく中級魔法以降はソノ系統の魔法の熟練度があがらないといくら上級魔法のスクルールがあっても覚えることはできないそうだ。

マユキはその日の晩からひたすらファイアの魔法陣の模写を行った。もちろん、ルーン語辞典を片手に。。

どうやら、空気中の何かを燃やし炎の矢を作り出しとんでいけ!見たいな事が書いてあるみたいだが、それで、どうやって魔法になるのかはサッパリりかいできない。

一週間後、マユキは自信満々で自分の書いた魔法陣をマリリンにみせる。

「お母さん、何とかファイアの魔法陣を覚えたのでみてください。」

「うん、よく書けているわね。じゃ次のステップに行ってみましょうか」

次のステップは、自分が書いた魔法陣の紙を目の前に持ち魔法陣に魔力を流し込む作業である。

「マユキ、私が見本を見せるからよく見てるのよ。」

そう言うと、マリリンはマユキの書いた魔法陣の紙を手に持ち魔力を注入し始める。すると、魔法陣が輝きはじめる。

「こんな感じでやってみて、コツととしては文字を一文字一文字空中に書くつもりで意識を魔法陣に集中というか、注入というか流し込むというか、う~~ん、なんかそんな感じでよろしく!」

マリリンはそれができるようになったらおしえてね!と言い残し再び仕事にもどっていった。

マユキはさっそく、魔法陣を目の前にもってきてなんとか魔力を流し込もうと意識してみる。

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

まったく、魔法陣どこころかルーンの一文字も輝かない。

しばらく、やってみても進展はしないので、ベットに転がって少し考えてみる。

「お母さんは、一文字一文字空中に書くようにっていってたなぁ・・・」

マユキはベットに転がったまま人差し指を天井にむけ、意識を流し込むように横に動かしてみた。

すると、指先がかすかに光りだし真一文字に空中に光の線が引けた。


「あっ」


マユキは今の瞬間何かを感じ取れたようだ。

それから、魔法陣の書いた紙を目の前にとりだし文字を意識して魔力を注入してみた。

すると、魔法陣の紙の上にミミズの這ったようなもじが光り輝いた。

まぁ、そんなに簡単にできるわけないか、マユキは自分に言い聞かせ何度も繰り返し魔力を注入する練習をしていく。練習も10日過ぎもう少しで全部の文字に魔力を注入できるところまでできてきた。

そして、その晩、ついに最後も文字まで魔力を注入することに成功し魔法陣全体を輝かせることに成功したその時、、、、

「あっ、なんか解った、、これが理解度が上がったてことか。」

もう、この次の瞬間からマユキは一瞬で魔法陣を輝かすことができるようになった。

その晩から、10日間ひたすら紙に書いた魔法陣を輝かす練習にあけくれた。すると、何かを感じ取ったような気がした。マユキはもう紙の魔法陣もなしに空中に魔法陣を書けるようになっていた。

マユキはマリリンに魔法陣に魔力を注入できるようになったことを報告することにした。本当はもっと早くに報告できたのだが、より完璧にしようと思いじかんがたってしまった。

「お母さん、魔法陣に魔力をこめることができるようになったよ。」

「そう、じゃあ、お庭に出てファイアを撃ってみましょうか」

マリリンはマユキをつれて中庭にむかう、中庭につくとマユキに魔法陣に魔力を込めるように言う。マユキは魔法陣に魔力を込めマリリンにみせる。

「うん、ちゃんと上手に魔力が注入されているはね。では、次のステップに移りましょうか。次って言ってももうファイア打てる状態になってるから簡単だけどね。じゃ、やってみるから見ててね。」

マリリンは魔法陣を手に持ち中庭の隅にある大きな石に向ける。そして、魔力を魔法陣に注入し力ある言葉を発する。


ファイア!!


魔法陣から鋭い火の矢が飛び出し大きな石にむかって飛んで行く、火の矢は大石にぶつかり真っ赤に燃え上がる。マリリンはそれをすぐにウォーターの魔法で鎮火させる。

「魔法陣に魔力を込めたら、炎の矢をイメージする。イメージできたらトリガーになる言葉を発すると魔法陣から炎の矢が出るはずだからやってみて、魔法陣に魔力を込めることができたらほぼファイアの魔法を覚えたようなものだから正確にそして確実にあの石を狙ってうってね、くれぐれも隣のお家を燃やさないでね。さあ、やってみて!!」

マリリンはマユキにファイアを打つように促す、マユキは紙の魔法陣を大石のほうに向け魔力を込める、そして、炎の矢をイメージして力ある言葉を発する。


ファイア!!


すると、マユキ持っている魔法陣の紙から小さな炎の矢がシュッと飛び出し大石に向かって飛んでいき大石に命中した。



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