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猫の手をかりたいです。  作者: たまけん
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マユキはゲロにときめく。

「マユキ、よく聞いてウィッシュリングよこれ、、、ウィッシュリングなのよ、、、ちょっと、聞いてるマユキ。。。」

マリリンは大興奮だ!

すると、ミーナが水を持ってきてマリリンに差し出す。マリリンはミーナの待ってきた水を一気に飲み干し一息ついたのかウィッシュリングの説明を始める。

マリリンの説明によると、ウィッシュリングはその名の通り願いを叶える指輪であった。

叶えられる願いは二つ、指輪をはめて願いを思い念じればある程度の常識てきな願いなら何でも叶うらしい。勿論、この指輪を売却すれば凄まじい大金が転がり込んでくるが、そんな事をする人間はまずいないらしい、人はお金で買えない願いを一つは持っているからである。

そして、マリリンは最後にこう付け加えた、「この指輪の事は、願いを使い切るまで三人の秘密にしなさい。さもないと、周りの大人たちがこの指輪を廻って争いを始めるに違いないから・・・」

マユキ、ジーク、ミーナは目を合わせうなずきあった。 

とりあえずマユキたちは、今回の分け前を話すために一旦マユキの部屋に集まった。


マユキが話し出す。

「さて、どうしようか・・・・願いがなえられる指輪が一つに、魔法付与がついた剣、鎧、盾が一づつ、後、お金が少し。。。って、少しって金額でもないけど」


「まぁ、お金は分ければいいけど、マジックアイテムはきれいに三等分ってわけにはいかないからなぁ。。。せめて、ウィッシュリングの願いの数が三つだったら良かったのに」

ジークは困り顔でつぶやく。


「わたしは、どうしても叶えたい願いがあるから願い一つは譲れない!!」

ミーナははっきりと言い放つ。

「どんな願い事があるの?」

「私、魔力が欲しいの・・・・」

「そんなの俺だって欲しいよ・・・」

ジークがミーナにかぶせる言い放つ。

そして、二人がマユキの方をゆっくり見詰める。マユキはもう魔力持ってるからいいよねって感じだ。


「ちょっと待て、二人して僕の方を見るけど、僕だって欲しいものがあるんだよ。二人とも良いアビリティ持ってるからいいけど僕だって良いアビリティが欲しい!!」


「あなたたちは、男の子だから可愛い女の子である私に願いを一つ譲っても問題ない、、、いや寧ろ喜んで譲るべきだよね。」


「いやいや、ミーナがこの中で一番強いし良いアビリティを持ってる。そして、兄妹(きょうだい)のようにして育った僕には男、女、関係ないよ。なぁ、ジーク!!!」

マユキはジークの方をみる。


「いやいや、いくら姉弟(きょうだい)のように育ったとしても女の子を優先すべきよね。ねぇ、ジーク!!!」

ミーナもジークの方を見る。


ジークは二人に見詰めら少し後ずさる。

「仕方がない・・」


ジークが喋り終わらないうちに二人は満面の笑みで・・・二人はハモる。

「「ジーク、ありがと譲ってくれるんだね!(のね!!)」」


「お前ら仲がいいな、譲るわけないだろ。」


「でも、いま仕方がないっていったよねぇ」

「僕も聞いた確かに仕方がないっていたよ。譲ってくれるんだろ。」


ジークはあきれ顔だ。

「おまえら、仕方がないの後知ってて言わさなかったろ、仕方がない籤引きで決めようって言おうとしてたのに、ホントなかがいいよな。」


ミーナはなんだかモジモジと照れている。

それを横目にマユキは話を進める。


「そうだな、あとくされの内容に籤でスパッと決めるか。いい?」


残りの二人は軽くうなずく。


「で、どんな籤をひくんだ??」


すると、マユキは箪笥の中から紐を三本だしてきて二人に説明する。

マユキが三本のうち一本にだけ結び目を造る。そして、結び目を隠し三本の紐をマユキが隠しジークとミーナが先に紐を選ぶ、そうすれば選ぶ人間は先に選ぶから不平が出ないし残った紐を選ぶことになるマユキも自分の造った籤だから外れても文句は言えないだろうということだった。

そして、紐の結び目がないものが願いを一つかなえることが出来て、結び目のある紐を選んだものは残りのマジックアイテムとお金の総取りということになった。

マユキは一旦部屋を出て一本の紐に結び目を付ける。

マユキが部屋に戻るとジークとミーナはマユキの手を必死に見つめる。


「さぁ、選んでくれ。」

マユキは二人の前に三本の紐をつきだした。


「選んでくれって言われて簡単に選べないわよ」

ミーナは眉間皺を寄せ渋い顔をする。とても、好きな人に見せらえる顔ではないが・・・


「ミーナ凄い顔になってるぜ。」

ジークが見かねて声をかける。


「ジークは少し黙ってて!!」

ミーナは今度は般若の形相で声を荒らげる。


「まあまあ、ちょっとは落ち着いて、元々、ウイッシュリングは朝まではなかったんだし、もし籤に外れても元々なかったと諦めて気楽に考えたらどう?」

般若顔のミーナ、ちょっと引き気味に諭す。


「マユキは魔力があるからそんなこと言えるのよ。」

今度は泣きそうな顔になっている。


「じゃあ、ミーナは魔力を手に入れて何をしたいの?今のところ僕は魔力があるからってそんなに恩恵は

受けていないけど・・・う~ん、やはし先のことを考えるやはり何かと有利か。。。でも、、、う~~っ」

マユキは考え込む。


「っんで、結局、ミーナは魔力を手に入れて何かやりたいことがあるのか?」

ジークが話を戻す。


「それは。。。」

なにかごにょごにょとと言い。

ミーナは、今度は可愛く恥じらいながらモジモジと何かを考えるマユキの方を見つめる。


「さぁ、ミーナの顔芸も終わったところだし籤を引こうよ!」

マユキは仕切りなおす。


「ミーナが引かないのなら俺が先にひくぜ!」

ジークが籤を引こうとしたその刹那!!

ジークは凄まじい殺気を背中から浴びせられる。

ジークの背後には無表情というか無感情の表情をしたミーナが立っていた。


「私が先に引く・・・いいわね。。。」

ジークはコクコクと首を縦に振る。


ミーナはジッとマユキの手を見つめる。

そして、意を決して一本の紐を握る。


「ミーナ、それでいいんだね?」


「やっぱり、こっちにする。」


違う紐をつかむ。。。


「ホントにそれでいいのかぁ~~」

ジークがニヤニヤしながらからかう


「う~~~~っ」

ミーナの顔が真っ赤になる。


「もうそろ、ちゃんと選んでくれよ。ジークもミーナのことからかわないでよ!」


「今度こそ、これにする。」

ミーナは一本の紐を握る。


「ミーナはそれだな。じゃ、俺これにするよ。」

ジークは簡単に紐を選ぶ。


そして、残りの一本をマユキが握る。


「じゃ、いいね?恨みっこなしね!!」

三人がイッセイのセで紐を引っ張る。


「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ~~~ぉぉ」


「きゃ~~~~~~~~~~~~」


「・・・・・・・」


ミーナとジークが悲鳴をあげる。


「やった!やった!!やったった!!!」

ミーナは結び目のついてない紐をマユキに見せる。


「これで魔力が手に入れば、私、マユキと一緒にマルダイ王立学園(アカデミー)にはいることができるんだね。」

ミーナは余程嬉しかったのだろうマユキに抱き付き、そのままマユキとぐるぐる回る。


マルダイ王立学園(アカデミー)とは、マルダイ王国が人材育成の為に設立した教育機関で、初等教育教の終了した子供たちをさらに高等な教育を施すことによって今後のマルダイ王国の将来を担う人材を育成することを目的とした機関である。

主に、魔道科、騎士科、商工科に分かれており、試験をパスしたもの、多額の寄付をおさめたものが入学することが出来る。

そして、魔力を有する者はその希少性、有用性からほぼ強制的に入学させられる。



ミーナはグルグルとマユキと周り続けしまいには、二人ともぶっ倒れる。


目を回したミーナはその場で倒れこみゲーを吐く。。。。


マユキは、ふらふらしながら立ち上がりミーナの背中をさする。


「マユキ、、、、やさしい。。」

ミーナはそのかわいらしい笑顔でマユキをみつめる。

ただ、ゲロまみれだったが。。。。


「ミーナは、僕と一緒にアカデミーに入学したかったから魔力が欲しかったの??」

マユキは小首をかしげながらミーナを見つめる。


「うん!!!」

ミーナは満面の笑みを見せる。


そのゲロまみれな笑顔の少女を見つめる二人の少年は、その少女に今まで感じたことのない思い、感情、なんだか不思議な感じをおぼえるのであった。




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