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虹の橋の向こうへ  作者: のえる
35/62

求婚1

「とにかくフールン君に引っ付いとくんだぞ」


兄の健一はそう言う謎な言葉を残して


花音の様子を見に席を外した。




そして、何故か愛恵の目の前には、大量の料理と、


少し頬を紅くした、何時だったかは、フールンと


一緒に居た若い男が正面に座っていた。




「・・・あ・・・まあ、此方は、『リーフォス』と言います。


私の次兄ですね。・・・それで、リーフォス兄上、


改めて、知ってのとおり、此方は、『マナエ』


私のアンダ<盟友・・義兄弟>です。」


なんとも言えない表情でフールンが若い男を愛恵に紹介する。




「・・・マナエ、俺、一生懸命、フールンと一緒、


マナエの国の言葉覚えた。」


「はあ・・・」


ジッと穴が開くほどの眼力で愛恵を見ているリーフォスに、


愛恵は、居たたまれなくなった。




「俺、結婚して下さい。」


リーフォスの言葉に愛恵は、これは絶対言い間違いか、


聞き間違ったと思った。


視線の片隅でチーフォンが、あらぬ方を向いて


頬をポリポリ掻いているのが見えた」。




「・・・・えっと・・・・はい?」


「牛100頭、羊600匹、馬200頭、山羊600匹。


半分、マナエ、半分、マナエ、の、子」


理解できない言葉がリーフォスの口から続く。




「ケンイチ、は、血、繋がってない、きょうだい、


でも、きょうだい、結婚、出来ない」


真剣な顔のリーフォスに


ふと、健一の言葉を思い出す。




(『・・・なあ・・・・愛恵、


お兄ちゃんと結婚しようかって言ったらどうする?』)


もしかして、このことが、原因?

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