【蛇足】主要人物・置き書き
○ロイヤル・リーゴ
四兄弟の長男で、現国王。癖のある赤毛、赤茶色の瞳。
父親である前国王との間に確執があった。最優先事項は弟たちの平穏な日々。王位を継承したのも全ては家族たる兄弟のためだった。何だかんだ言いつつも為政者としては優秀。
○アレックス・リーゴ
四兄弟の次男。兄王の補佐を勤めている。緑がかった黒髪、赤茶色の瞳。
普段は穏やかな笑顔と敬語が標準装備されている。
父キングに対して、尊敬していた気持ちと、家族をめちゃくちゃにされた怨みとが混在している。
四兄弟の中で唯一、父の墓参りを欠かさなかった人物。
○スバー・リーゴ
四兄弟の三男。王族を外れた臣下であるため離宮にてのんびり書類仕事をしたり、戦線に出たりと割と自由な人。金色の長髪を一つに束ね、透き通る空色の瞳をもつ。幼少期は感情表現に乏しく、家族を心配させていた。
兄弟や両親が自らを巡って揉めるようになると、徐々に本性の記憶が目覚めていく。
本性は眠れる太陽神の化身。幸せそうな人間の家族を見て羨んでいたところ、つい仲間に入りたくなってしまったのが発端。
後に天界の均衡が崩れたことで、太陽神へ戻った。
○セイバ・リーゴ
四兄弟の四男。喧嘩っ早く、兄王からお叱りを受けることも多い。
癖のある赤毛、琥珀の瞳。スバーとは年子で、彼が異端視されることを極端に嫌う。
不器用だが、根は優しく兄たちを大切に想っている。(喧嘩の原因は、兄弟への心無い中傷がほとんど)
スバーが還った後は、軍部のトップとして兄たちを支えていく。
○キング・リーゴ
故人。リーゴ王国を建国した初代国王であり、四兄弟の父親。太陽王の異名をとる。癖の強い赤毛で、濃い赤茶色の瞳。髭も豊かな赤毛。
元は愛情豊かな父親だったが、建国へ熱意を傾けるあまり家族と不和を生む。やがて容姿の異なる三男スバーを排斥しようとする。
晩年は妻マーサのことさえ信じきれなくなり、急速に生気を失っていった。
○マーサ王妃
故人。前王キングの后で、四兄弟の母親。緑がかった黒髪で、琥珀の瞳。
異国の出身と伝えられるが、詳細は不明。
太陽神の声を聞き遂げ、その化身を我が子として育てる。後に不貞による子を生んだとして夫に責められ、后の位を剥奪される。
ただ程なくして病に倒れたキングを看取った唯一の女性でもあり、月光の初代王妃として民に語り継がれる存在となる。
もしかしたら後程追加するかもしれません。