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飼えるかな?
は~、うざかった。
あの後、要と璃音に一緒に帰ろうとか言われたけどそこまで親しくなったつもりもないから丁重にお断りした。
それでも何度も何度もしつこく誘ってくるから、極上の笑みで圧をかけながら断った。いや~自分でもいい笑顔だったと思うよ?うん。
雅人はずっと無言だった。逆に不気味なんだけども。
早く穂志と咲月にライムを見せたいから速攻で家に帰った。
ああ、そうそう。穂志と咲月は今十一歳で、小学生。高校の入学式の日(今日)は小学校は休みだから出かけていない限り家に居るだろう。
そういえば、穂志と咲月はまだあの時産まれて無かったから蒼は二人の顔、存在すらも知らないんだろうな。
あ、そういえばお母さんのお許しが出ないとライム飼えないじゃん。
ハア、お母さん許してくれるかな?
まあお母さん猫大好きだし多分大丈夫だよね??
そんな事考えていたらいつの間にか家に着いていた。学校から家まで普通に歩いて約三十分だから早いもんだよ。
ここまで読んで下さりありがとうございました。