創作
とっても素敵な話を思いついた!
二人の主人公が、不思議な世界を冒険する話。
そうだ、まずは赤い国へ行ってドラゴンを倒す話を書こうかな。
道中にはやっかいなモンスターがいっぱいで。でも二人は、協力して困難を乗り越えるんだ!
そうだ、次は青い国へ行って船の旅をする話を書こう!
書きたいことがどんどん溢れてくる、なんて楽しいんだろう!
わ、しかもコメントがもらえた!
いつも楽しみにしてます、だって。嬉しい!
すごいな、創作は小さな羽みたいだ。
僕に広い世界を見せてくれて、何処までも飛べる力をくれる。
次は…そうだ、緑の国の話を書こうかな!
深ーい森を探検する話!
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次の話が浮かばない。
たくさん書いてきたからネタがない。
そうだ、船の旅の話は…って、それはもう書いたじゃないか。ダメだ。
最近全然書けてない、前はあんなにサクサク書けていたのに。
コメントだって最近もらってない。
閲覧数だって伸びてない。何でだ、もしかして面白くない?
いや、そんなわけない。こんなに考えてるんだぞ。
読者の反応が良かった話を元に作ってるんだ、面白くないわけないだろ。
とにかく次のを書かなきゃ。
書かなきゃ……読者に飽きられる。
ただでさえ生活も仕事も上手くいかないんだ、この物語まで失ったら……僕はどうなる?
書かなきゃ、書かなきゃ書かなきゃ書かなきゃ。
創作は、小さな羽みたいだ。
羽の大きさに見合わないほど高く飛んでしまったから。
遥か上空から見えるこの景色から離れたくなくて。
羽ばたくのをやめて下へ落ちるのが、途方もなく怖くて。
どれだけ傷がついてもしんどくても、必死に動かして、藻掻いている。
次は……エメラルドグリーンの国の話でも書こうかな。
森を探検して……ああ、それはもう書いたっけ。
違うネタを考えないと。




