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あの広い世界でもう一度仲間と共に歩むために  作者: アンフィニ祐
序章:鬼神の転生
2/6

第2話:初ギルド

長い期間を開けて第2話登場。

 カイトの言われた通りに行ってギルドへたどり着く。

「やっぱりでかいな。これ、ラズガイト街1号館って書いてあるってことは複数あるのか。」

 取り敢えず中へ入ってみる。

 すると右を見ても左を見ても冒険者たちがくつろいでいる。

「あのー。冒険者登録をしたいんですけど。」

「はい。何名様でしょう。」

「俺と彼女の2名で。」

「それでは冒険者ギルドの解説をさせていただきます。」


 冒険者にはAからSSSまである基本ランクと職業階級というものがあります。

 皆さん始めは冒険者のFランクから始まり、成果を上げてランクを上げていき、職業を変更していきます。

 ちなみに基本ランクの平均ランクはBですね。続いて職業階級ですが剣を使うのであればAランクから剣豪、Sランクで剣聖、SSランクで剣神となっています。

 剣聖からは基本的に国から招待が来ます。あなた達は何にします?そこの半獣人はさんも。


「え?私ですか?」

 本に書いてある職業の中に興味を引くものがあった。

「剣士のなかに侍ってのがあるのか。」

「ええ。剣聖や剣神等と同じ称号のような形ですが。侍というのは刀という武器を使うことが出来る冒険者の総称です。この刀という武器は軽く、攻撃力が非常に高い。ただし剣聖ほどでないとまともに扱えないのです。」


 侍・・・俺にぴったりじゃないか。


「よし。侍ってのになってみよう。」

「えっ。」

周りがざわめき、笑う。

「あんちゃん侍になるのか!悪いことは言わねえ。やめとけw」


 笑いながら言っているが俺はそもそも刀を振って戦ってきている。刀を使う専門職業があるならそれをするのは当たり前じゃないか。


「興味が出てしまったんだ。興味が出ると中々収まらなくてね。」

「それでは刀が扱えるかの試験を行います。侍には必須なんです。」

「分かりました。」

 そうして訓練場へと移動する。


 大量の人が見る中刀を渡される。一旦鞘から出してその刀身を見る。

「・・・いい刀だ。」


思わず呟く。だってこれ、武器ランクで言うならAランク程だ。ぱっと見A-かと思ったが、これは違う。かなり精度が高い。


「そんなんお前なんかに分かるかよw」

「それではあれをすべて切り落としてください。」

 ランダムに配置された藁。

「あの中には木も入っていますので。気をつけてください。」

「分かりました。」

そうして刀を鞘に戻して腰に刀をさす。

「やる気あるのか?」

「しかも向きが反対だぜ。下を向いてる。」

「佩用ではないんだよ。これは。差表ってやつだ。・・・大丈夫です。」

「それでは・・・始め!」


 目標は10個か。なに、簡単なことだ。


 鞘を左手で左に45°ほど傾け、右手で柄を持ち、体をかがみ込み、左の親指で鍔を押して少し開く。そして一気に的へ接近し、斬る。

 素早く全てを斬っていき、刀を軽く振るい、鞘に戻す。


 あの程度で刀を折るなど言語道断。


「ざっとこんなもんかな。」

 すると歓声が上がる。

「すげえ!あの小僧折らずにやりやがった!」

「あの構え、独特なものに見えるが刀の本来の使い方のようにも見える・・・!」


 刀の聖地日本から来てるからな。そりゃあ出来るさ。


 そうして再び受付へと移動する。


「試験に合格したので貴方は侍の称号を持ちます。結局詳しいところはどうしますか?」

 本を見ているとふと気になる言葉が見えた。

「・・・傭兵?」

「冒険者と基本同じです。冒険者より勝手が良いかもしれません。傭兵は色んなところから依頼が来ますから。ただ、難しい依頼が来ます。それでもいいですか?」

「ええ。構いません。」

「それでは・・・サクラさんは?」

「ええ?私?」

「ええ。ただの関係ではないのでしょう?」

「・・・。」

 サクラの顔が赤くなった。

「オススメとかありますか?」

「まだどういう人かは分かりませんが、きっと魔術剣士がいいんじゃないですか?」

「・・・はい!」


 嬉しそうだな。笑顔を見ているとこっちまで嬉しくなってしまう。


「それではお二人には武器を渡すことになります。取り敢えずお聞きしますがご年齢は?」

「15です。」

「私も・・・」

「それならキャンペーンの対象内ですね。」

「キャンペーン?」

「ええ。17歳未満の子供にはギルドの登録をした際、武器を渡すことになっております。」

「それは助かる。」

「この際、専用の鍛冶工に言ってみていってみましょうか。」

「鍛冶工?」

「貴方達の武器を作る職人です。」


 なんかすごそうだなぁ。


「位置はギルドの正面から出て、左へ曲がって2つ目の丁字路を右へ曲がって左手にあります。」

「ありがとうございます。」

新たな武器を手に入れに…

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