滴る恐怖を感じてくれるあなたが私は大好きよ!
僕の彼女は、【殺人鬼】だった。
まさか!? 僕と付き合うまでに何人の人達を殺してきたのだろう。
僕と彼女は、たまたま近所に住んでいて。
よく行くコンビニで出会った。
僕がレジに並んでいると? 彼女が商品を持って僕の後ろに並んだ。
彼女は、僕の肩をトントンと叩いて、こう言った。
『急にごめんなさい! 私、家に財布を忘れたみたいで、直ぐにお金
を返すんで、今だけ貸してもらえませんか?』
そう言われた僕は正直、びっくりしたよ。
今までそんな事、言われたこともないし!
しかも、彼女はめちゃめちゃ美人!
僕は、“これも出会いだ”と思いお金を貸したんだ。
勿論! 返ってこないと思ってね。
彼女に、あげるつもりでお金を渡したんだ。
『今、手持ちで持ってるお金が3000円しかないから、取り合えず
2000円で良ければ、かしてあげるよ。』
『本当に? ありがとうございます! 直ぐに返しますから。』
『いやいや? 別に、いつでもいいよ。』
『そうはいきません! 今から一緒に財布を取りに部屋まで来て
くれませんか?』
『・・・えぇ!? 今から?』
時計は、夜中の2時を回っていて僕は行こうか悩んでいたのだけど?
『借りたお金は、直ぐに返さないと!』
『・・・ううん。』
彼女に、そう言われて僕は行く事に、、、。
僕と彼女は、コンビニのレジでお互いお金を払い商品を持って
彼女の部屋に向かった。
ここでもびっくりしたのだけど? 僕と同じマンションでしかも?
僕の上の階の女性だった。
『えぇ!? 君もここのマンションなの?』
『・・・えぇ!? あなたもですか?』
『あぁ、ううん。』
同じマンションの住人だと知って、僕は彼女に親近感がわいた。
『少しだけ、待っててくださいね! 直ぐに持ってきますから。』
『・・・あぁ、急がなくてもいいよ。』
『はい!』
当たり前だけど、彼女は一人で部屋に入りお金を持って玄関先まで
出てきてくれた。
『本当に、ありがとうございました! 助かりました。』
『・・・ううん。』
『じゃあ、また!』
『・・・あぁ!』
玄関先からだったが、女の子の部屋といった感じで...。
白で統一しているのか? 可愛らしい部屋だと僕は思った。
でも? 何の臭いだったのか、、、?
鼻がツーンとする生臭いにおいもした。
きっと、生肉か魚でも裁いて食べたのだろう。
僕は、あまり深く考える事はしなかった。
*
でも? 僕が帰った彼女の部屋には、“男の死体が切り刻まれて
バスルームに血まみれになって乱雑に置かれていた。”
その臭いを僕は嗅いでいたのだ。
まさか人間の切り刻まれた血の臭いだと気づくすべもなくね。
・・・次の日。
また、同じコンビニで彼女と会った。
『あぁ! 昨日はありがとうございます。』
『どうも、よく会いますね?』
『昨日のお礼に、今日! ご飯でも食べに行きませんか?』
『えぇ!?』
『・・・予定とか入ってますか?』
『・・・い、いや?』
『私が奢りますから、何処に食べに行きますか?』
『僕の着つけの定食屋さんはどうかな?』
『そこのお店は、何がおすすめなんですか?』
『サバ定食が僕は好きなんだ! 値段もお手頃だしね!』
『是非! 私もそこのお店のサバ定食が食べてみいたいです。』
『うん、じゃあ後で。』
『はい!』
僕は久しぶりに女の子と二人きりでご飯を食べに行く事が嬉しかった。
彼女は、美人でキレイなお姉さんなんだ。
笑うと無邪気で可愛らしくもあった。
僕は、ドキドキしながら彼女と待ち合わせのあのコンビニの前で
彼女が来るのを待っていた。
『ごめんなさい、待ちました?』
『・・・い、いや?』
『じゃあー行きましょうか!』
『うん。』
僕は、彼女と歩きながらお店に着くまでにいろいろと話をした。
彼女の名前は、高石ゆき 25歳 看護師の仕事をしているらしい。
3交代制で、休みもバラバラで不規則な生活なんだとか...。
彼氏は? 半年前まではいたけど、仕事が不規則な為なかなか会う
機会がなく別れてしまったんだって!
今、彼女は仕事に専念しているらしい。
僕の事も、彼女に話すと? 僕の事を彼女は気に入ってくれた。
僕も1年前に彼女と別れて、そこから他の女性と付き合っていない。
出会いがないというか、僕が付き合いたい女性と出会って
いなかったからだ。
でも、彼女となら僕は付き合いたいと思った。
きっと、自慢の彼女になると自信もあったし!
僕は、思いきって彼女に告白する。
『もし? ゆきちゃんがよければ僕と付き合ってくれないかな?』
『・・・えぇ!?』
『出会って、そんなに経ってないけど? 僕は本気だよ!』
『いいわよ!』
『えぇ!? ホント!?』
『うん。』
・・・僕はあっさり彼女と付き合う事に成功した。
その後、お店を出たら? 二人組の男に僕と彼女が声をかけられる。
『おっ! いい女連れてんじゃん! ちょっとだけ俺達にこの子
貸してくれないか?』
『えぇ!?』
『痛い思いしたくないだろう!』
『・・・・・・』
『何も言わずに、サッサと行けよー!』
『・・・彼女に手を出すな!』
『生意気に事、言いやがって!』
【ガンッ】
もう一人の男が、僕の後頭部めがけて何か固いモノで殴り
僕は血を流し気絶した...。
・・・その後、彼女はどうなったのだろう。
僕は、ゆっくりと目を覚ました。
『えぇ!? ここは?』
『私の部屋よ。』
『ゆきちゃん! 大丈夫だったの?』
『・・・・・・』
先いた、男2人が彼女の部屋で倒れていた。
『・・・ど、どうなってるの? 死んでるの?』
『まあ~そうね。』
『・・・えぇ!?』
『光佑さんが、眠ってる間に私は、この男達2人に危ない目に遭い
そうだったのよ。これぐらい、大したことないでしょ!』
『・・・・・・』
『これから! “ショータイムが始まるところよ!”』
『“ショータイム?”』
『解体ショーよ!』
『・・・そ、そんな、』
『そんな風に、滴る恐怖を感じてくれるあなたが私は大好きよ!』
『・・・・・・』
彼女は、僕に手伝わせて男をバスルームに連れて行かせた。
そこで、電動のこぎりで一人目の男の体を彼女が切り刻む。
『ほら? 楽しいでしょ! あなたもこれで! “共犯者ね!”』
『・・・・・・あぁ、』
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