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第3話 ベッドの外 初めてのお庭

(……暇だ)


ルナティアナは今、だだっ広い部屋にあるベビーベッドに寝かされている。


(あ、そうだ。寝返りの練習しよう!

えーと、確か…手を振って、足も振って、遠心力使って身体を横に回転させるんだよね。よし、やってみよう。

せーの!………全然回らない…。

え、寝返りってこんなに出来ないもんなの?

嘘でしょ?

…これからの目標、寝返りができる様になることにしよ。)







*****************


(ふっふっふー。

ついに!ついに!寝返りができた!

まさか4ヶ月くらいもかかるとは…。

そ・れ・に!手伝ってもらってだけどお座りも出来るようになりましたー!

やったね! ドンドンパフパフ!)


ガチャ


「ルナー!…ん?……何してるの?」


(あ、やば。ガッツポーズしてる赤ちゃんとか、頭おかしく思われるわ。)


「力こぶでも作ってるの?」


(Wow…そう来たか…)


「とりあえず、おかーさまが呼んでるから一緒に行こ?」


「あう!」


「よいしょっと。あ、ルナまた大きくなったね」


(赤ちゃんの成長スピードを舐めるでないぞ?)


*****************


ガチャ


「おかーさまー」


「あーあー」


「お、来たか」


「あ、おとーさま!いつここに?」


「さっきだ。久しぶりに休暇が取れたから、急いで帰ってきた」


「今日は家族みんなで過ごしましょ!」


「うん!」


「あー!」












今日は天気が良かったのでお庭でお茶をする事になった


「はい、ルナちゃん。あーん」


「あーん」


ちなみに今ルナティアナ食べたのは赤ちゃん用のゼリーだ

他の3人はケーキやクッキーなどを食べている


(…ゼリー美味しい)


「おかーさま。僕もルナにあーんやりたい!」


「いいわよ。そのかわりに、お母様にもレオちゃんをあーんさせてほいなー」


「ぅえ!?」


(あ、顔真っ赤になった。可愛い…。お父さん、お兄ちゃんの頭よしよししてるし)


「ダメかしら?」


「っっ、…あ!」


(あ、口開けた)


「はい、レオちゃん」


「あむ…もぐもぐ」


(…可愛いの度が過ぎるぞ。兄よ。私の語彙力をどうするつもりだ。顔真っ赤にして口がもぐもぐしてるのはものすごく可愛い。)


「もぐ…ごくん。良し、はい!ルナ!」


「あーん」


(……うん、やっぱ美味しい!)


「ルナは美味しそうに食べるな」


(だってほんとに美味しいし)


「なんか凄く幸せそうな顔してますね」


「あー」


「はい」


「あむ。むぐむぐ…んく…へへ」


「あ、もう空っぽ」


「あら。じゃあ、ルナちゃんお手手を合わせて…ご馳走様でした」


「たーあ!」


「はい、よく出来ました!」


「お、ルナ、偉い偉い」


「あ、なぁレオ。最近剣術はどんな感じだ?」


「え?うーん…あ、そう言えば、この間また筋が良くなったなって言われた」


「お、また上達したのか!頑張ってるな!」


そう言ってセインハルトはレオルードの頭を撫でる


「えへへ」


(え、兄の剣術とかめっちゃ見たいんですけど!)


「あ、あー!」


「どうしたの?」


「あー!」


ルナティアナはレオルードの方に指を向ける


「僕がどうかしたのかな?」


「…あ、もしかして、レオのところに行きたいのか?」


(ちーがーうー!)


ルナティアナは首を横に振る


「んー…あ、それじゃあ、さっきの話からレオの剣術でも見たくなったのかしら?」


「あう!」


今度は首を縦に振る


「それなら今度の練習日に遠くから見させてもらったらどうだ?」


「それいいわね。レオ、いいかしら?」


「うん!僕は全然いいよ」


(やった!)


「確か、今度の練習日は2日後のはずだ」


「ルナ。お兄ちゃんのかっこいい所、一緒に見ましょうね」


「あー!」



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