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第10話 攻略対象が2人も来た!


「そうだ、話し合いも終わったことだしちょっとお茶しない?」


この王様の一言で庭園にてお茶を飲むことになった


(あ、お菓子うま)


ルナティアナは王様が1歳頃でも食べれるお菓子を出してくれたので、それをぱくりぱくりと食べていく


「ルナ、そんな一気に食べたら喉に詰まらしちゃうよ?」


レオルードが水を差し出しながら言う


「んく、…あーしょぶやもん(大丈夫だもん)


「そう?でも気おつけてね」


「あい」


(…ん?な、なんか凄く見覚えのある顔の幼少期バージョンが見えるのだが幻覚だろうか…?)


ルナティアナ達の近くにラブファンの攻略対象であるこの国の王子2人と、王妃様がこちらに向かって来ていた


(気のせいじゃなかったああぁぁああ!!)


第1王子のルーフェルト・スレイアム

金色の髪にパライバトルマリンの瞳をしている王様似の美少年


第2王子のユアリアス・スレイアム

桜色の髪でパライバトルマリンの瞳をしている

王妃様似の美少年


王妃のシゼルマリア・スレイアム

桜色の髪にルビーの瞳を持ったタレ目の超美人

王家の血が入った公爵家出身


(え、え!?どうしよう!確かゲームでは6歳のお茶会で初めて会うはずなのになんで?原作狂った?!…いや、原作外れて動いて狂わしたの私だわ。うん。)


今のルーフェルトの年齢はレオルードと同い年なので4歳

ユアリアスは2人の一個下なので3歳である


(まさかゲームより5年も前に会うとは…でもまぁいっか。でも死にたくはないから死亡フラグは立ったら即折る)


「リブェ!」


「おお、3人とも来たか」


「2人とも、ご挨拶なさい」


「初めまして。ルーフェルト・スレイアムです」


「ユアリアス・スレイアムです。よろしくね」


「まぁ!可愛いぃー!」


「でしょう!」


(なんかお母さん組のテンションが一気に上がった!?てかなんで連れてきたのさ王様ぁー!)


「あ、私の子供たちも紹介しなくちゃね」


「レオルード・エルヴァルトです。こっちが妹のルナティアナ」


よーしく(よろしく)おえがいちましゅ(お願いします)


「可愛い!」


「はぇ、」


「ねぇねぇ、抱っこしてもいいかしら?」


「いいわよ」


「ありがとう!」


シゼルマリアはルナティアナを抱き上げる


「はぁ…ほんと可愛い…こんな可愛い子たちが4人も居るなんて至福だわ…」


「わかるわぁ」


(…出来れば仲良くなりたけんだけどどうすればいいのだろうか…。ゲームみたいなルナティアナにならなければとりあえずは嫌われはしないはず…とりあえずは攻略本で見た2人が嫌いな行動を取らないようにしよう。うん、それがいい。…それよりお腹空いた…お菓子食べたい)


ルナティアナがこれからルーフェルトとユアリアスとどう仲良くなっていこうか考え終わり、思考がお菓子に移って見ていると


「はい!」


「んぇ?」


「なんかお菓子食べたそうに見てたから」


ルーフェルトがルナティアにお菓子を渡す


「あーがと!」


「どういたしまして」


「んー、ねぇリブェ。子供たちをあそこで遊ばせたらどうかしら」


「あそこ……あぁ!小さい時に4人で集まってたところな」


「いいわね!」


「俺も賛成」


(4人…?…あ、そういえばお父さんとお母さんと王様と王妃様って確か幼馴染ってゲームの攻略本のキャラクター紹介+設定の所に書いてあったな。てかあそこってどこよ)


「じゃあ移動するか」



****************




(ほぁ。なんじゃここ、物凄い綺麗…しかもなんか落ち着く…)


「ここなら存分に遊んで良いぞ。何故なら王家の血が入ってないと入れない場所だからな」


(そんなとこあんの!?)


「護衛やメイドは王家の血が入っていなくて来れないから、よく息抜きに4人で来てたんだ」


「そうそう。なんかずっと護衛とかメイドとかつけられてると監視されてるみたいだし、勉強の量も尋常じゃなかったしね…」


「ほんと、ここが唯一何も気にしないで息抜き出来る場所だったわ」


「えぇ、そうね…どこに行っても探されて見つかるから…」


(お、おぅ…。身分が高いと大変だな…人のこと言えないけど)


「だから4人とも息抜きしたければここに来るといい。ここなら俺たちが見つけられるから」


「はい!早速遊んできてもいいですか!?」


「ははっいいぞ」


「ありがとうございます!」


「あ、ちょっユア、置いてくな!」


「レオたちも行かなくて良いのかい?」


「行きます!ルナ、行こ!こっちおいで」


「あい!」


ルナティアナはレオルードに抱っこされてルーフェルトとユアリアスの所に向かった





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