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帰宅&発情期

ハードボイルド路線の新展開を夢落ちにして、アットホーム路線に急変更!!


ふふっ。仕様なんて、あって無いようなものですよ。byどこかのSE



「そんな馬鹿な!」


俺はリルサーレを突き飛ばし部屋の外に出て…。


***** ***** ***** ***** ***** 


はっと目が覚める。視界には、リリー、フラッツ、マニー、そして上司のコロトラーナさんまで…。


ベッドの側で泣き崩れながら俺に抱きついていたリリーに話を聞くと、昏睡状態が3週間以上続いており、回復は望めないと医師にも診断されていたのだ。

「とんでもなく悪い夢を見ていた気分だ」


リリーは俺が目覚めると同時に抱きつくのを止めてしまった。もっと抱きついていて良いのにと、少し残念に思うが、上司のコロトラーナさんに睨まれるのも嫌だった。


家族と離れ離れになるのが夢で助かった。こんなことになった原因もわかっている。


残存魔力が少ない状態で、<ビジネスメソッド:コンプライアンス>を100人以上の人間に使用したからだ。今後は気をつけなければならない。


俺は即刻退院を申請する。医師からは安全のためもう一晩様子を見たほうが良いと言われたが、俺は少しでも早く家族と家で過ごしたかったのだ。


途中で何度かふらついたりしたが、リリーが俺の腕をギュッと引き寄せてくれた。やべぇ、腕が胸に当たってる!! DTとして胸耐性が限りなく低いのだ。嬉しいけど勘弁してくれ。


「リリーさん、あの…家に帰ったら、食材を買いに出かけませんか?」


「そうね。マニー。忘れてたわ。ありがとう」


「リリー、マニー、悪いが、消化が良いものが良いな。あっ、それと、あまり量も食べられそうにない」


「大丈夫、俺が代わりに食べるよ」


こんな会話が素直に嬉しい。


***** ***** ***** ***** ***** 


我が家に帰ってきた!! うっ!? 部屋全体の細かな部分が、なぜか女っぽっさが20%ほどアップしている気がする。まぁいいさ!!


俺がソファーに座ると、リリーとマニーがダブルエプロン姿になる!! くっ。良いじゃないか! 鼻の穴を大きく開けて興奮している。


「エイサル、それじゃ…変人ですよ」とフラッツに注意されてしまう。


ぐぬぬ? ふっ。まだまだボーイには、エプロン姿の良さがわからないのか。見れば見るほど美人姉妹じゃないですか!


でも悔しいが、マニーはフラッツに譲ってやろう。俺はリリーと…しかしプロポーズとか、まだ早すぎだろう? デ、デートだって一度もない…よな?


ダブルエプロン姿の二人が、体に優しい謎のお茶を淹れてくれた。くぅっ! そっちが近づいてきたんだからな! お、俺が近づいたんじゃないぞ! 間近で見るリリーの横顔は妖艶な感じがした。お、俺を誘っているのか!!


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