8話 お酒を飲んだので、弱音が漏れてしまいました。
片手間に読める感じのお話です。
インフレ要素は入れられませんでした。
インフレ世界に来てしまったので、チート無双が出来ていない。女っ気もサマンサしかいない。
夜の街に出向こうかとも思ったが、経済事情もわかっていないのに繰り出すのは無謀だ。スキルで病気を貰うことはないと思うが、絶対ではないし。
というか発情が酷い。魔塵を吸ってしまったか?
全部幻覚か、とも思ったが所持金はしっかり増えてるんだよな。経験値もいくらか入っている。
発情を誤魔化すにはアルコール、という雑な考えで、サマンサが買い物から戻るまでの間に酒と食事を先に取ってしまっていた。サマンサには空腹である、と誤魔化し先に食べている許可を貰った。
「あらまぁ…」
それほど飲んだつもりはないのだが、だいぶ酔ってしまった。
愚痴吐きしそうになったが抑える…抑えられてないかもしれない。
「サマンサ、俺ぁ役に立ててるかじしんがないんだ…」
うん、やっぱり抑えられていないな。どうでもいいような感情が渦巻く。普段なら気に留めなかったかもしれない……こっちに来る前だったら。
頑健のスキルで精神的な不調は収まらないのか?
「大丈夫、あなたは役にたっているわ」
「強い能力だと思ったのに、並なんて……神はなんて残酷なんだ」
「神さまなんて気まぐれなんだから信用しちゃダメよ」
「世界って残酷だとは思わないか」
「私たちが会えたんですもの。ひどいことばかりではないと思うわ?」
「抱きしめて、くれるか」
「良いよ、おいで」
そのまま抱きついて…意識を投げ出したらしい。気がついたら宿のベッドで…サマンサは座椅子に座って寝ていた。
少しはスッキリした…けど、本当に迷惑かけてばかりだ。発情からマイナス思考に変わっただけかもしれない。
少しは頑張らないと。
ちなみに俺が飲んだ酒の度数、80%らしい。
酔っている最中になんだかドキドキするようなことを言われたかもしれないが、リップサービスだと考えておこう。
気にしすぎないように……だ。