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52話 武器の形が変わったので、慣れる必要があります。

強化された武器は、刃物と鈍器の両方の性能を得た訳だけれども、これって切れるのか?


いやまあ、盾役がメインだからあんまり振るう事はないのかもしれないけれど、知っておきたい。鑑定にもかけてステータス把握しておくか……いや、変化前に鑑定してないから何が変わったかわからないけど。



[刃毀れしない]

[鈍器性能/+Lv267]

[剣性能/+Lv552]


・刃物面を使う際、鈍器面は抵抗を起こさずに切り抜ける。

・鈍器として使う際、材料の鱗一枚分が当たる衝撃を相手に与える。重量は変化しない。

・この武器は、物理の無効、反射と魔法反射の障壁を切り裂く。

・実体が無い存在にも命中する。



強いと思う。いままで実体がない存在とか見た事がないけども。


後日同じ形の鉄武器を調べたところ、鈍器+68と剣性能+42があるだけで、他の但し書きやスキルは無かった。接合面から壊れる可能性もあるそうだ。


鱗剣は一体化しているので、そういった壊れ方はしなさそうだ。刃毀れしない、がどのくらいの丈夫さなのかはわからないが。


エリナの提案で、ダンジョンに再び行こう、ということになった。大丈夫かとも思ったが、やはり慣れておくことは必要という判断か。


「ドラゴン装備がどれだけ強いか確かめたいしな!」


気持ちは分からなくもない。



ん、ああそうか、お前の名前決めてなかったな。ダンジョンにはついてくる?そうかそうか。


火炎魔法がなかなか上手いからな……そのままフレイム、ではダメか?


2回吠えた。ダメか。


毛並みの色から、シルバーは?


そうか、気に入ったか。おい、ネーミングセンスに期待するのが間違いだった、みたいな顔をするな。


もう決めたからな?お前はシルバー。いいな?


よしよし。


頼りにしてるからな。




翌朝。


地下行きのダンジョンは現在調査中とのことで立ち入り制限されている。


ということで、今回は塔型のダンジョン。


見た目は高層ビル程度の高さしかないが、上はまだ分からないらしい。


上に行きすぎたらバレる、みたいな事を神様が言ってたが、そのあたりどうなってるんだか。


ともあれ、見た目通りの高さではないそうだ。


自分がだいぶ浮かれている、という感じはする。だけれども、装備も武器も強くなってる、大丈夫だと思いもした。


そして、ダンジョンに入る前に気づく。


食糧と水の追加購入をしていない。慌てて街まで戻り、15日分の食用粘土、干し肉と水を追加した。


流石に浮かれすぎていたか。自分の頬を両側から軽くビンタして気合いを入れる。


時間は多少遅くなってしまったが、このまま出発だ。

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