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15話 ダンジョンに潜っていたら、変わったものを手に入れました。

ブクマと評価、ありがとうございます。励みとモチベになります。ありがとうございます。


マークが今回後半のことに気づくのは、もう少し先にする予定でした。

宝石の価値はどのくらいなんだ?と思ったが、インフレ幅は他に比べて大きくなく、一つ1000万くらいだそうだ。


ダンジョンでそれなりに出るが、欲しい人はいくらでもいる。嗜好品なんてそんなものだ。


「……なんだこれ、宝石にスキルがついてる」


スキルの水晶だった、ではなく宝石が能力を持っている感じだ。効果は[防御補佐/Lv24]


「少し珍しいもの。装備品に対して使用すると、宝石の方は砕け散る。そのかわりに、使用した装備がその性能を得る、というもの」


シーナが教えてくれた。防具や武器に自由につけられるので、売却価値も少しばかり上がるとか……だけど先程の戦闘で防御面が不安だった。売るよりは使ったほうがいいか。


「それでいいか?」


考えを告げて確認し、同意を得た。ということでスキル宝石は俺のものに。他の3つの宝石はスキルなし……まあ、珍しいって言われたから期待していなかったけど。


防御補佐ってことは盾とかに使ったほうがいいのか?それとも剣で攻撃を弾くために剣?それとも単純に鎧でいいのか。


「剣は折れるかもだし、盾は今なし。だったら鎧でいいんじゃないか?」


「それもそうか。じゃあ」


革と鉄板出できたチェストプレートに宝石を充てる。


豆電球ほどの明るさで充てた場所が光り、そのまま宝石が消えた。


鎧を鑑定すると、[防御補佐/Lv24]の文字列が付いていた。成功か。なんだかローグライクゲームみたいだと思った。


そういえば、依頼を受けるのもすこしゲームっぽいかも。報酬とか……ん?


あ、今回のダンジョン探索、来なくて良かったかもしれない事案を思い出した。



ゴブリン退治の報酬を受け取っていない。



とはいえどうしようもないし、50くらいまでは行ける、なんて言ってしまったからみんなそこまでは挑みたい、といった感じだ。


半分も行ってないのに戻るとはいえない。


これは完全に俺のミスだし、どうとも言えないんだけど……地上に上がったときに食事を奢ることで勘弁してもらおう。


ということで正直に話す。


エリナにはアホかと小突かれたし、シーナは冷たい視線でこちらを見る。サマンサはあらあらといって特に気にしてはいないみたい……まあパーティ結成で喜んでたのはサマンサも一緒だから強く言ってはこないか。


「あーでも、わたしは挑戦はしたいな。シーナは?」


「問題ない。どちらでも」


「じゃあ、行けるところまでいってみよう」


そう合図を取り、再び進み始めた。


こういう行き当たりばったりなところを直さないといけないな、と考えずにはいられなかった。


でもまあこうやって考えを巡らせず直観的に判断するのも大事……自分に言い訳してるだけか。


大きな障害はないまま、次の階層へ進む。


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