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131話 食事の後に都市に戻ります。

肉塊の方を調理して出したが、塊の大きさは最初から最後まで変わらなかった。気付いていれば困らなかったかもしれないが……とりあえず。ということで地上に上がり、都市に戻る。


港から入ってたらどうなっていたんだろう。気にはなるけどやるべきではなさそうだ。スキルを隠せるっていうのは、大事なことだし。


南側の門から入ったから、ダンジョンの近くを通るのか、と考え、そっちの方の道を通ることに。予想していた通り、ヒドラの輸送が行われていたみたいだ。ただ、ヒドラ本体はダンジョンから出すことができないらしく、精肉したものをバケツリレー方式でいくつかのパーティが運んでいるようだ。


後で確認したところ、宿の方には輸送管理の支援を求める依頼が、別の冒険者団体から出ていた。戦闘救援ではないほかの冒険者からの依頼は珍しいのか。


「私が受付嬢をやってたのはそんなに長くなかったですが、そもそもの救援要請自体が少なかったですねぇ。救援要求が出せない段階になるほうが先ですから」


「伝達魔法とかは?」


「本人確認ができないのと、電話みたいな受信機の番号を覚えていないといけないことが。ホームにしている宿の番号は覚えていても、最寄の都市の番号なんて寄らないと確認できなくて……救援を出しても間に合わない、とかそういうことはよくある感じです」


口調がまとまりません、なんて呟きながらメモリが教えてくれた。


「とりあえず受付嬢時代の口調でいいんじゃないか? あと、教えてくれてありがとうな」


そう返しながら、依頼を受けようか、それともあるもので済まそうか……そう考えながら倉庫に。


ファンガス達が気絶して目を回していた。なんでだ?


まあ、死んでいないならいいか。適当に青シイタケを回収して、とりあえずという感じで納品の準備をしておく。


肉ばかりでは、ということで少し安くなったが買い取ってもらえた。肉塊の方は自分たちでどうにかしてくれ、と言われてしまった。


宿の納品ではなく食堂の方で買い取ってもらえるか交渉しておこう。




俺達が拠点としている都市の方の食料問題はおおむね解決したと思われる。失踪の原因は魔神の言葉が最後まで真偽不明だったのでわからないが、とりあえずは気にする必要はないだろう。


後で所持金や物資の確認をしておこう。


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