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101話 思っていたよりも早くなりそうです。

日が明けてからは荷運びの依頼がいくらかあったので、それでお茶を濁しつつ、面倒くさくないような依頼を探す。猫探し……さすがにこの街にまで虎を猫と称する人はいないだろうけど、単純に探しにくそうなので除外。もし死体で見つかったりしたときに文句を吐かれるのも嫌だし。


エント達4本は1本を加工して、残りは庭で飼うことにした。飼うといっても水を時々やる程度だが。蜂の巣箱に興味を持っているようだったが、また蜂が変異してしまうのだろうか?


あと、仲間意識が薄いのか、それとも気にしていない、あるいは理解していないのか。目の前で解体したのだけれど、特に怒っていた様子はなかった。むしろ覗き込んで来たと言っていいくらいだった。


蜂の方、数匹の群れがドラゴンの鱗にとまっていて、巣から追い出されたか、あるいは巣分けを必要としていたみたいなので速やかに作ることに。剣で切ろうとしたら、意外なまでに簡単に加工できた。


植林場で剣攻撃したときは刃が通る気がしなかったんだが、どういうことなんだろうか。何かのスキルのせいだろうか、あとで確かめておこう。


巣板も作ってやろうかと思ったが、どう考えても無理だったので購入。素材が違うが問題ないだろう。


近くにエントがいるが、どんな素材を採取するようになるのか……いや、俺としては早いところ蜂蜜を手に入れたいのだが。


エントは花を咲かすのだろうか? ……聞いたところで返事はないか。


皆に協力してもらおうかと思っていたのだが、荷運び後の休憩時間に寝ていたら俺とシルバー以外はいなかった。書き置きが残されていて、女子会を開くとかなんとか。日没前後には戻るとあったので現在に至るわけだ。


誰かに聞いたところで、エントやシルバーから返事が来るわけでもなし、ただの独り言がでかい声のむなしい男になってしまう。


作業の方は結構時間がかかったと思ったが、まだ夕暮れ……いや、もう夕暮れ?6時間で終わるとは思っていなかったが、何とかなるみたいだ。


あの子たちが事件に巻き込まれていなければいいのだが。レベル的には750前後だったか?駆け出しを抜けたとはいえ、実力者に喧嘩を吹っ掛けられたら……まあ、悩んでも仕方ないか。


シルバー、探しにいけるか? ……と、まだ寝ているか。


仕方ない、日が沈んでから帰ってこなければ探しに行けばいいか。




ただの杞憂であったことをここに記しておく。


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