10話 レベルが上がったので、パーティの結成です。
書き溜が尽きたので、投稿速度は若干落ちます。
ということで、条件付けをしていた2人が仲間になることに。1人は、俺がギルド入りの時に話しかけてくれた僧兵。エリナという名前らしい。声変わりしてない青年かと思ったら、女性だったのでビックリだ。初めて見たときからいままでずっと男だと思っていた。
「それは体格のせいか?ん?」
言及はしない。僧兵というからには宗教家だと思ったが、破門されたらしい。
「お偉いさんぶん殴っちまってなぁ、はっはっは」
破門で済んでよかったなソレ。
「いやあ貧民街で布施を寄越せだの騒がしかったからな、20発ほど」
……こいつの機嫌は損ねないようにしなければ。
ヤベー奴だ。
能力的には、レベル378、ステータスは秘匿。
スキル的には、素手格闘と回復魔法、それから自己補助系をいくつか、らしい。
スキルレベルは教えてもらえなかったが、戦闘で困ることはないと思う、と言われた。
「さすがに部位欠損は治せないがな」
はっはっはと笑いながら言っていたが、そんなことは想定したくない。
もう1人は斥候のシーナ。質問すれば応えるが、向こうから積極的に話しかけてこようとはしない、といった感じ。10歳くら…ちがうな、4000日くらいの外見に見える。一応少年といった感じな外見だが、本人曰く性別はない、だそうだ。
ホムンクルスなのか?
令の勉強会の後、種族に分類されない存在として、ホムンクルスなどの紹介をされた。高次ゴーレム、ホムンクルスなどだ。
「それは秘密」
あ、今笑ったぞ。人をからかって楽しむのはいい趣味じゃない……と思ったが、言及しないでおく。
能力を確認。
シーナ Lv288
HP 218,251,121/232,443,313
MP 69,821,124/90,002,929
力 150,004,488
技量 390,043,594
速度 420,075,888
魔力 80,062,997
防御 124,422,424
魔抵抗 170,529,829
幸運 44,789,939
スキル
[罠探知/Lv96]
[物理軽減/Lv44]
[罠解除/Lv88]
[アイテム探知/Lv64]
[値切り/Lv44]
[スリ/Lv44]
[敵性体把握/Lv68]
[高速戦闘/Lv54]
[刃物の心得/Lv98]
[地の利/Lv44]
[戦闘術/ナイフ/Lv82]
スキルが多い……いや、俺が少ないだけなのか?
「譲り受けたスキルがいくつかある」
なるほど。しかし若干物騒なスキルも……
まあ、役に立つ状況もあるのだろう。この世界の法律なんて知らないから、どうにも言えないが。
「リーダーは…サマンサでいいか?」
「あたしは問題ねーぞ。そいつに誘われたわけだし」
「同じく。わたしには適正がないし、他の2人も…おっと」
「「おい」」
「私は…うーん、良いんだけどね?マークに自信をつけさせたいのもあるし、頑張ってほしい。参謀とかそういうのが好みなんだけど」
「あー、あー…俺?サマンサではなく?」
「サムが補佐につくなら良いんでないか?しっかりと出来るなら、な」
「それには同意」
信用ないな……でも。
サマンサに頑張ってほしいと言われてしまったら、もうするしかないじゃないか。
ということで、俺がリーダーになって、4人パーティが結成された。