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4.衣食住を揃えよう 衣

 魔法を使った反動でまた腹が減ってきたので果物を食う。


「今度、果物の種類増やすか」


 現在ある果物はりんご、梨、柿だ。この3つに特に何かあるわけじゃない。適当に種を作ったらこの3つになっただけだ。


 さて、先に安全確保をしなければならない。食の安全もそうだが、身の安全もしなければ住んでいても安心感がない。


 何かいいのはないかとリストを探すと結界術師というのを見つけた。

 変身してみると白の和装束を身にまとっている。魔法使いの時もそうだが、こういう服は基本着る機会がなかった為にコスプレ感が強い。


「結界!」


 結界術師の力で薄紫色をしたドーム型の結界を作り出す。範囲は発動した場所から半径20mだ。


「たぶん、これで大丈夫だろ」


 結界を作った反動か腹が減ったのでまた果物を食う。


「これで、食住が完璧か?食は果物だけだがまあそのうち何とかするつもりだし」


 となると、あとは衣だ。現在着れる物といったら今着ている服くらいだ。一応リストの中に服を作れそうな感じのものもあるし、いざとなったら魔法使いで作り出せばいいのだが、ここで1つの問題が出てくる。


「さっきから変身で服変わってんだよな……。服、用意する必要あるのか?」


 そう。魔法使いの時も今変身している結界術師の時も服まで一緒に変身したのだ。

 ノーム、ウンディーネ、ドライアドなんかは精霊だと聞いた事があるため服が出なかったと考えられる。


「必要だと判断した時に用意すればいいか」


 衣食住の3つが揃い、安全も確保した。これで、住むのに問題は無くなったかね。


 これでようやく楽しい楽しい異世界ライフが始まるわけだ。

 いやー、いったいどんな事が起きるのか楽しみだわ。

 今日の所はもう休む事にする。1日で衣食住を揃えるのは大変だったしね。


 家の中にある家具を全て調べてみた。驚くべき事に冷蔵庫やテレビなどの電気を必要とする家電類もちゃんと動いた。

 水道も何処からか水を引いているのかちゃんと綺麗な水が出てきている。

 この魔法で作り出した家、とんでもないものなんじゃないかと思う。


 テレビで見れるのは普通に日本で見れるチャンネルだった。異世界の番組みたいのはないのかと思ったのだが、科学が発展していなく、テレビ自体がないんじゃないかと思ってしまった。


「明日は何するかなぁ〜」


 衣食住が揃った今、特に急ぐべき事も無くなってしまった。食は果物しかないから肉あたりを手に入れたいが、急ぐような問題でもないわけだし。


 あ、変身リストの中にあるやつ片っ端から変身してみようか。


 いやぁ、明日が楽しみだ!

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