表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/151

36.冒険者登録

「行くぞと言いながら場所がわからないってどうなんでしょう?」


「面目無い……」


 現在、生徒達に連れられて冒険者ギルドに到着したところだ。だってしょうがないじゃん!外出ないんだから!登録したのもアカネなんだから!


 冒険者ギルドの中に入ると何個も丸テーブルが置いてあり、その席で酒を飲んだり食事をしたりしている人達がいる。


「こんな朝っぱらから酒飲むなよ……」


 一限目が開始してから冒険者ギルドに来たので、まだ時間は朝。普通の人なら働く時間である。


「こいつらの冒険者登録してくれ」


「かしこまりました」


 奥に進んでいくと受付嬢が数人立っていて、少しだけ列が出来ていた。しかし、一人だけ誰も並ばずに空いていたのでそこでお願いした。普通に綺麗な顔立ちをしているのになぜ並ばないのだろうかと思っている。お願いした時、周囲が少しざわついたが気にしない事にした。


「登録なさる方はこの紙に必要事項を記入してください」


「これ、魔法とか全部書かないといけないんですの?」


「いえ。そういう訳ではございません。必要最低限しか記入なさらない場合は氏名、年齢だけで結構なんですが、ここにある事項は書いていただければその能力に見合った仕事をこちら側でご用意出来るようになっています」


 つまり、水魔法が使えると紙に書けば水魔法が必要な仕事が回ってくるよって事だ。何も書かなければ自分で仕事を選ぶしかない。


「そうでしたの。ありがとうですわ」


 サラサラと紙に色々書いていく。ふーん。全部書くんだな、みんな。アカネは俺のやつどう書いたんだろうか。


「はい。お預かりしました。それではこれに手を当ててください」


 受付嬢が取り出したのは地球儀みたいな感じで水晶が支えられ、下にプレートがあるものだった。


 手を触れると水晶からプレートに光が走り、情報が記入されていく。


「このプレートが冒険者登録をした証となるので失くさないようにお願いします」


 ん?そういえば俺の持ってるやつと色が違うな。今登録したみんなは銀色のプレートだが、俺のは黒だ。


「プレートの色の違いで何かあったりするのか?」


「プレートの色の違い、ですか?銀が一般冒険者、金が一般冒険者の中でも優秀な方、黒が勇者様という風に分かれています」


 なるほど。だから俺のは黒なのか。ちなみにレンとスズは銀、ヘレンとシュンは金だった。


 適当に森で解決出来るクエストを選び、受注。北門へ向かい、森に出る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ