表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
150/151

148.ミスコン審査①

昨日投稿出来ず、そして今日の投稿が遅くなりすみません。昨日はAqoursの1stLiveのビューイングに行ってたもので……。それまでに書いとけって話ですよね、ごめんなさい。

「よし、決めたぞ」


 サプライズの出し物は決まった。分身ももう解除したし、あとはこの審査役をやりきるだけだな。


「っと、次はおお!マリか。楽しみだな」


「先生の期待に応えさせていただきますわ!」


 マリが披露したのはいつもの設置型魔法。だがただの設置型魔法じゃなく武闘大会で使った、設置型魔法で大きな設置型魔法を描くというものだ。初見であれは驚いたものだ。設置型をさらになんて普通思いつかないからな。


 今回の大型設置魔法は戦闘用ではなく観賞用。特大花火だった。大型が効果を発揮した後は普通の設置魔法が発動し、観客を沸かせた。大型設置魔法は準備に時間がかかる分映える。しかもこれまでのアピールではなかった演出だからな。得点は高いだろう。俺はもちろん最高得点の10点だ。


「合計43点!流石勇者の先生が教えているクラスの生徒!素晴らしい高得点です!」


 10、9、8、8、8の43点で暫定1位だ。流石マリといったところか。


「さあ!アカネ先生クラスのマリさんが来たということでこれから続々とアカネ先生クラスの生徒が来ますよ!お次はこの人です!」


 登場より早く、魔法が発動して爆炎が上がる。果たしてあれが火魔法王級"プロミネンス"だなんてどれくらいの人が分かっているんだろうな。


 まあ生徒がそんな事出来るはずがないから気付いてる人は演出か何かだと判断するだろうが、生徒でも出来る例外が一人、俺のせいでいるんだよなぁ。


「クーじゃ。ハナが出ろというから出てみれば、小僧が審査役をやっておるわけか」


「ま、そういう訳だ。あんまやり過ぎるなよ?」


「ふっ……。この学院内で魔法が最も得意なのは私だ!ハナには優勝を狙えと言われておる!本気も本気でやるぞ!」


「待てよマジで!」


 クーがいきなり使ったのは水魔法、風魔法、火魔法の複合魔法でダイヤモンドダストを作り出すというものだった。基本魔法は誰でも習得出来るとはいえまだ生徒、しかも3つの魔法を合わせた複合魔法など生徒に使用出来て良いものではない。だがこれをやったのがクーだという事はその場の全員が分かる。分かるようにやっている。本気で優勝狙ってやがるぞこいつ。


 リーさんはクーの事情を知っているが他の先生方は違う。教職を務める以上魔法にある程度精通しているだろうし目の前の魔法がどれだけ高度な技術であるか見抜けるはずだ。それを生徒がやったと思わせられる。得点はかなり高くなるだろう。


「得点は何と47点!素晴らしい高得点ですよ!」


 8、9、10、10、10の47点だ。俺とリーさんはクーがどうしてあれだけ出来るかを知っているから、そしてこんな場で本気を出すなという意味で点数を下げている。勿論技術的にはかなり高度なため点数を下げるといっても8か9にはしないといけないのが辛いところだ。


「ふふふ。小僧と学院長の点数が満点でないのが不満だがかなりの高得点!優勝出来るだろう!」


 優勝したらこいつにご褒美か……。それは嫌だなぁ。だって基本いらなそうだろ。だが47点を超せる奴が出てくるかどうかってのも怪しい……。能力、違うのにしとけばよかったかも……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ