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145.模擬戦の約束

(人工精霊の作り出し方、分かったか?)


(はい。精霊が自然に発生する手段を意図的に作り出す事で人工的に精霊を作る事が可能なようですね)


(やっぱりか……。そして生み出した精霊を狂乱させる事で自我を失わせ利用してるわけだ)


(精霊神としては見逃せない所業です)


 精霊神といえども精霊だしな。利用されれば怒るか。


(で、どうやったら人工精霊作成を止められる?)


(やるにしても工程が人間だけで出来るようなものではありませんね。どこかしらに施設があるはずです。そこを潰すしかないでしょう)


(場所の把握は出来るか?)


(時間はかかりますが、出来るでしょう)


(了解。なら文化祭が終わるまでに頼む。終わったら潰しに行くぞ)


(ええ、それでは)


 よし。これで敵の武器の一つを潰せるな。でもセリーヌを連れて行く以上、ヘレンの安全が心配だな。ヘレンを連れてくのは実力的にダメだし、アカネに護衛を頼むか。


「終わりましたか?」


「ん?ああ、そっちも準備終わったのか。んじゃ、改めて、久しぶりだなヘレン」


「はい、久しぶりです。シンさん!」


 おおう、眩しい笑顔だ。最近の殺伐とした生活では見れない笑顔だ。いいな、日常にいるって感じがして。


「どうだ、最近は。剣、上手くなったか?」


「もうバッチリです!今の所仮クラスでは負けなしです!担当の先生にも勝てるくらいですよ!」


「そりゃ……凄いな。攻守兼用だが二刀は両手を使うから魔法の対処をどうするか教えようと思ってたんだが」


「魔法はセリーヌと協力して無力化してます。精霊術は剣先からも出せるので、遠距離もバッチリです」


「もう完全に今の形をモノにしてるってわけか。なら違うのは教えない方がいいな。両方取り入れてダメになるのが一番悪いし」


「ですね。私は今のままでいきます!」


 教師にも勝てる実力がもうある訳だし、実力的にはかなりあるのか?ダメって思ってたが考えを保留にしよう。


「模擬戦、やるか?」


「やります!」


 この模擬戦の結果如何で連れて行くか決めるとしようか。ただやるにしても文化祭後だ。なんか、文化祭後の予定が色々出来てきたな。


「それじゃ、文化祭後な。とりあえず俺は他のクラスも見回ってくるから。このクラスの出し物、楽しみにしてるよ」


「はい!期待に添えるよう、みんなで頑張ります!」


 さてさて、こういう祭り事だと大体一人か二人くらいはっちゃける奴がいるもんだが、どうかねぇ?

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