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115.各自で特訓

投稿ペース崩れてて申し訳ありません。学校が始まり、文化祭の準備等で色々忙しくなかなか書くことが出来ない状況です。書ける時には頑張って書こうと思いますので、気長に待ってくださいますようよろしくお願いします

 俺、アカネ、カズキ、ハナ、クーの5人は俺が最初に召喚された荒野に来ていた。


 何処かの町や村に滞在するわけにはいかず、周りに被害が生じてもある程度大丈夫なところといったらここしかない。


「"ハウス"」


 野宿は身体を完全に休める事は出来ないので、創造魔法の"ハウス"で家を作り出し、そこに住む事になった。


「とりあえず、エネドラの相手はアカネとハナは決定。ユグシルの方は俺が決定だ。カズキとクーはどうする?」


  「なら僕はエネドラの方でお願いします。前回の借りを返さないといけませんから」


「なら私は小僧と二人でユグシルという奴を相手にするかの」


 この前の屈辱からか、カズキはエネドラと戦う事を表明し、クーは人数的にこちらに入ってきた。


 手数の多さは変身能力で魔法使いの身体を得ているクーが一番多い。ユグシルのあの紫色の手など色々不明な点もその手数で暴いてくれることを期待したいところだ。


「エネドラに関しては要注意なのは身体能力と"模倣"だ。身体能力の方はハナの重力で制限をつければ押さえつけられるはずだ」


 10倍5倍の重力なら動きをかなり制限出来るだろうが、ハナ1人ではそれは無理。今回のエネドラ戦はアカネとカズキの剣の技量が試されるだろう。


「こっちに関してはほぼ情報がない。影に掴まれると動けなくなったり、紫色の手が空間を裂いたりっとこんな事しかわからん。それに加えて相手は創造魔法持ちだ。こっちが準備する間にあっちも確実になるように準備してくるだろう。油断だけはしない事だ」


 エネドラは分からないが、ユグシルなら絶対に厄介な魔法を創造して来るはずだ。半ば奇跡的に魔法を作り出したクーにはこれの対処は厳しいだろう。となればその対処は俺が引き受けなければならない。どんな魔法にでも対処出来るような魔法を創らなければいけないのだ。


「とりあえず、特訓だ。今の自分の力を超えられるようにしないとあいつらには勝てない」


 "自己空間(プライベートルーム)"を発動し、各自特訓を開始する。


 俺は創造魔法を、ハナは重力の制御と負荷倍率を、カズキは剣と精霊術の合わせ技を、アカネは剣での魔法陣作成を、クーはどうやらまた何か作れないか試しているようだ。


 創造魔法は一つ魔法を創るだけでも体力がかなり削られる。無理をして2つ目を創ってみた時は気絶して倒れたくらいだ。


 一つ一つ間を空けて創っていかないといけないので、休憩時間が正直暇だ。その休憩時間も何かすればいいのだろうが、したら2つ目を創った時に倒れるのは確認済みなのだ。


 時間ロスになるため倒れるわけにはいかない。すると休憩時間は休憩している以外にやれる事が無くなるのだ。


「なあ、クーはどうやって魔法作ったんだ?」


 話すだけなら特に問題はないため魔法の作り方を聞いてみる事にした。


「わからん」


「はあ?」


「適当にな。魔法を色々やっていたら出来ただけだ。私でも何をどうしたら出来るのかわからんのだからわからんとしか言いようがないのだ」


「魔法ってそんな適当に出来るものなのかねぇ……」


 もし何か方法があるのなら教えてもらい、試してみようと思ったのだが収穫は0。あの影に潜る魔法くらいは欲しかったのだが、まあしょうがないか。

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