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100.王救出

記念すべき100話です。

なのに今回短いです。

 転移した先は城の中の謁見の間。いつも王と会うのがそこだからだ。


「あれ?シンじゃない。攻めて来た奴らは?」


「全部始末した。だから王と会うためにまず謁見の間にいる偽物を片付けようとな」


 いつも王が座っていた椅子には、知らない男が立っていた。騎士団の奴らは王を舞台から降ろしたと言ったが、殺したわけじゃない。それは情報を引き出した時に分かっている。


「貴様!頭を下げよ!王の御前だぞ!」


 知らない男が頭を下げろと威張ってくるが、下げるつもりは毛頭ない。


「お前みたいな奴に下げる頭は持ってないんでな」


 王になるくらいだから普通の騎士団より情報を持ってるだろうと思って頭の中を覗いてみるが、特に得られるものはなかった。


「えっと、何してるの?」


 俺は頭に手を置いてるだけだ。知らない奴の。


「情報を抜き取ってるだけだ」


「ふーん。その情報とやらは役立つものなの?」


「いや、特にめぼしいものはなかったな」


「ならさっさと王様探しに行きましょ。ヘンリもね」


「ああ」


 情報を抜き取った後は動かなくさせてもらった。





「こっちでいいのね?」


「ああ。その奥にいるはずだ」


 場所は城の隠し部屋。書斎の仕掛けを解いて入らせてもらったのだ。ここに王が閉じ込められている事は騎士団の奴と偽王の奴の情報から判明している。


「……シン殿にアカネ殿か」


「ああ。王様、助けに来たぞ」


 王はかなり衰弱していた。テラミスに騎士団が来るのに時間はかかっていたはずだ。その時間、ずっと閉じ込められていただろうからしょうがないだろう。


「とりあえず、水と食料だ。しっかり飲み食いして休んでくれ」


「ヘンリはどこいるかわかる?」


「わからん……。だが、閉じ込められているとするなら、地下だろうな」


 地下か。なるほど。


「俺が地下に行ってくる。アカネは王様を頼む」


「ええ。分かったわ」


 地下への入り口は、外か。


「こっちも隠しか」


 この城、隠し要素多すぎないだろうか?書斎と外以外にも5つくらい隠されてる場所があるみたいだぞ。攻められた時の避難用とかなのかね?

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