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過去の傷
秋彦の過去の話です。
次からラブラブに…なるかな?
「そんなことがあったんだ。俺の母親は父さんのことが好きだったみたいだけど、だんだん浮気するようになって、家にも帰らなくなって俺は父さん一人に育てられた。父さんは俺が20になった時に離婚してそれからずっと再婚なんてまったく考えてなかったみたいだけど…麻衣さんのことは本当に好きみたいだけど。」「嫌ですか?再婚するの。」「うれしいよ!可愛い弟ができるしな」「幸也はうれしいか?」「うん!あっはい…」「別に敬語なんか使わなくても兄弟なんだからさ」「うん!」秋彦は僕の頭を優しく撫でた。「そろそろ戻ろうか。」
「幸也君、お母さんを私にくれるかな?」「はい」「幸也は、俺がもらうね」「秋彦さんっ!」「仲良くなったみたいね。」「うん!」僕は幸せだと心から思えた。