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龍神様はムべの香りがお好き   作者: 鈴音あき
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そして、数年後にはムベが実を結び、甘い香りが龍が住処にしている湖の周辺を優しく包み込んでくれていた。


龍はとても気分が良く過ごせて、幸せな日々を送ることができていた。



あれは何だろう…


龍は不思議な生き物を見つけた。


獣にしては頭以外に殆ど毛がない。


頭は黒や茶や赤の毛が生えており、その毛には白や黃や紫や緑の鳥の羽根がくっついている。


二本足だから鳥なのかと思っても、鳥のような翼がない。


あれでは空を飛べないので地べたを歩き廻るしかない。


本当に不思議だった。


その生き物はいつの間にか、身体に白や黒や茶色の毛皮を巻きつけるようになった。


顔や手足は地肌が出ている。


その毛皮は食べ尽くした後の動物の皮だった。


二本脚で歩いているので、四足歩行の獣よりも速く走れない。


肉食の獣に襲われたらすぐに喰われるのに、何故食われないのか不思議なのだ。


珍しい生き物を見つけた龍は、また興味深いものを発見できて嬉しくなった。


敵に襲われたらどうやって生き延びるのか気になって、その不思議な生き物を見守ることにした。



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