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龍神様はムべの香りがお好き   作者: 鈴音あき
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4

ムベの実はなくなったが木はちゃんと残っている。


葉からは微かに香りが放たれている。

ムベの香りは楽しめるのだ。


それに龍にはまだ湖がある。


湖の中に潜ったり、魚を眺めたり、揺れる水草の動きを見て過ごせば良い。


湖での楽しみで紛らわせながら、ムベの木のある方を眺めることも忘れない。


山の木々から葉が落ち、ムベの実が無くなってしまっても、まだムベの木の葉や蔓から少しだけ香りを楽しむことができる。


微かな香りではあっても、龍は幸せな気分でいられた。


周りの木々に緑の葉がついて、色とりどりの鮮やかな花々が咲き乱れ、ムベの木にも花が咲いた。


花の香りは葉や蔓よりも少し濃い。


まわに咲く沢山の種類の花たちの香りも好きだが、龍の気分がより良くなるのはやはりムベだった。 






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