表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/80

1月19日 下田那奈

 昨日、矢田と話をしてみて、あの日のことを後悔した。なぜ、あの時、あんなことをしてしまったことなのだろうか?私も、あの日の真相を完全に知っているわけではないから、余計不安になっていた。


 瀬戸「どーした?」

 私 「あー、別に」


 カフェで、私たちは、話をしていた。


 瀬戸「絶対、なんか考えてたでしょ?」

 私 「まぁ、悩みは、たえないからね」

 瀬戸「そりゃあ、大変だ」


 明日花は、リハビリがだいぶ進んだようで、だいぶ動けるようにもなってきた。


 私 「明日花って、私たちた4人以外で仲良い人いる?」

 瀬戸「仲良い人かぁ」

 私 「私だったら、和田くんとか」

 瀬戸「和田くんと仲良いんだぁ」


 和田は、私たちと同じ八代南中学校出身だ。


 私 「そうなのよ。明日花は?」

 瀬戸「八代南中?」

 私 「うん」

 瀬戸「やっぱり、健太郎になるかな」


 健太郎は、私も小学校から高校まで仲良くしている野球部だ。


 私 「それは、知ってる。もうちょっと意外なやつ」

 瀬戸「うーん。誰だろうな。八代南中じゃないけど、那奈だったら、仲良いよ」

 私 「那奈?」


 誰だかわからなかった。


 瀬戸「うん。ええと、八代北中かな」

 私 「誰?」

 瀬戸「知らないー?」

 私 「全く、思い当たらない」

 瀬戸「ハハハ。んーとね、名字なんだっけなぁ」


 あまり、聞いたことがないから知らないのか?それとも名字で呼んでいる子なのか?


 私 「それ、聞きたい」

 瀬戸「全然、思い出せないや」


 瀬戸は、カバンからスマートフォンを取り出した。


 私 「んー、誰だろうな。篠木さんじゃないよね?」

 瀬戸「違う、ショートカットで明るい子」

 私 「寺崎!!」

 瀬戸「違うー」

 私 「んー、宮城?」

 瀬戸「違うな」


 瀬戸は、スマートフォンをいじりだした。


 私 「あたらんなぁ.有名な子?」

 瀬戸「たぶん、有名だと思うよ。今は、4組かな」

 私 「4組かぁ。誰だろう?」

 瀬戸「この子だよ」


 瀬戸は、スマートフォンの写真を私に見せた。


 私 「あっ、これ下田だ」

 瀬戸「知ってる?」

 私 「知ってる、あんまり話したことないんだけど人気者だよ」

 瀬戸「そうなんだね」


 下田といえば、あの日のことを思い出す。あの日の、八代北のメンバーには、いなかったはず。でも、なんであそこにいたんだろう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ