3月24日 合宿
私 「合宿いつからなの?」
優聖「26日から」
もう明後日には、合宿始まってるんだ。
私 「もうすぐだね」
優聖「ああ」
私 「何人くらい行くの?」
優聖「25人くらい」
優聖みたいに熱中できるものがあるのは羨ましい。
私 「高校生だけ?」
優聖「いや、大学生も来れる人は行くよ」
私 「そうなんだ」
おそらく、優聖は最年少なんだろうな。よく、そんな中飛び込めるよな。
優聖「お姉ちゃんも見に来なよ」
私 「えー」
優聖「イケメンたくさんいるぜ?」
私 「別にイケメン興味ないし」
なんかイジッてきていないか?コイツ。
優聖「ホント?」
私 「ほんとだよ」
優聖「みんな野球上手いし惚れるぜ?」
私 「あんたが言うから余計信じられないけどね」
野球が上手いから惚れるなんて私はないと思う。まぁアイツに関してはあったのかもしれないけど。
優聖「なんでだよ」
私 「あんたも高いお金払ってるんだから、ちゃんと野球やりなよ」
優聖「わかってるよ」
私 「怪しいな」
せっかくお母さんとお父さんがお金を払ってあげてるんだからちゃんとした野球をしてほしい。それが私の唯一の願いだった。
優聖「そのうち、俺はレギュラーなるから」
私 「どこで試合でんの?」
優聖「今は、内野だけど外野でも出るよ」
私 「空いたポジションで試合に出る感じ?」
優聖「そうだね。試合があるし、俺は楽しみだよ」
そうなんだ試合もあるのか。今まで、練習が中心だったから、優聖にとっては嬉しいだろうな。
私 「どこのチームと試合するの?」
優聖「いろいろだよ。大学ともするし、高校日本代表ともできるかもしれないんだよ」
私 「それは凄いね」
高校とはいえ、日本代表なんて凄いな。
優聖「だろ?だから、絶対試合出たいんだよ」
私 「出れたらいいね」
優聖「うん。そういえば、、、、、」
何かを思い出したようだ。
優聖「湯浅って人知ってる?」
私 「いや、知らないな」
優聖「淮南の野球部だった人なんだけど」
私 「今、いるの?」
優聖「そうなんだ」
淮南高校かぁ。
私 「この前の春風って人もそうだけど、意外と身近な人いるんだね」
優聖「そうだな」
まさか身近な人がこんなにいるなんてな。やっぱり意外とつながっている気がしたのだった。




