3月1日 半信半疑
今日から3月になり、私もこれからに向けて、少しずつ動き出していた。気温も上がってきており、春らしさもあった。
ー2月28日ー
健太郎「なんでって言われても話したからな」
私 「真波と?」
やっぱり知ってそうだね。
健太郎「うん」
私 「なんて言ってるの?」
半信半疑だった。
健太郎「えー、それ言っていいの?」
私 「ダメなの?」
健太郎「ダメでしょ」
やっぱり口が硬かった。
私 「なんでよ?ここまで言ったんだから教えてよ」
少しムキになってしまっていた。
健太郎「簡単に言えば、高田さんとかが昔のこと話してくれたのよ」
私 「昔のこと?」
どういうことだろうか?
健太郎「うん。BIG3のこと」
私 「あー、BIG3ね」
やっぱり聞いてたんだ。
健太郎「うん。高田さんってBIG3への想いが強いことがわかったよ」
その通りだ。健太郎の言うことは正しい。
私 「たしかに真波は強いよね」
健太郎「聞いて想ったよね。だから、あの3人の絆があるんだって」
私 「あー、なるほど」
私は考えたことがない視点だった。
健太郎「思ったんだよね。あの3人がBIG3って言われる理由が」
なんだ?
私 「‥‥‥」
言葉につまる。
健太郎「ただ顔がいいとか頭がいいとかそう言うのじゃないんだな」
なんかわかる気がする。
私 「‥‥‥」
何も言わずに健太郎を見つめた。
健太郎「みんなそれぞれ惹きつけるモノがあるんだよ」
それぞれって、、、、、。
私 「‥‥‥」
私には何もないって言うことか。
健太郎「高田さんだったら、篠木と矢田への想いなんだろうな」
私 「そんなに凄いの?」
健太郎「うん」
たしかに強いのはあるけど、どこにでもいる友達と変わらないんじゃないか?
私 「どこら辺でそう思うの?」
健太郎「普通、篠木さんが怪我したくらいで優衣とかに怒ったりしないでしょ」
そこも聞いたのか。驚きというより、唖然てしていた。
私 「やっぱり聞いてたんだ」
健太郎「うん」
素直に返事をした。
私 「そうだよね、やっぱり凄いよね」
健太郎「まぁ、凄いというか。俺たちがそれにひいちゃうんだよな」
どういうことだ?




