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2月5日 うまくいく

 今日は、勉強終わりに、図書館で寺崎と話をしていた。


 寺崎「真波とはうまくいっていないの?」

 私 「いっていないというか、なんというか」


 上手く答えられない。


 寺崎「ふーん」

 私 「うまくいってないってなんだろうなー」


 寺崎がつけているネックレスに目がいった。


 寺崎「田中さんの場合は、真波かぁ」

 私 「真波がどうしたの?」


 ネックレスは、とても光っていた。


 寺崎「真波と会うのよ、今度」

 私 「そうなんだ」


 ネックレスが真波だったら、私は指先くらいだろう。


 寺崎「今度、来てよ」

 私 「だって二人で会うんでしょ。私は行かない方がいいでしょ?」


 なんで、私がいかないといけないのだろうか?


 寺崎「そうだけど、一緒に来ようよ」

 私 「んー。じゃあ、テスト終わったら考えるよ」


 寺崎に合わせた返答をした。


 寺崎「テスト明日だっけ?」

 私 「明日だよ」

 寺崎「じゃあ、明日終わったら日程決めようよ」


 明日は、テストだしもっと勉強しなければならなかった。


 私 「まぁ、時間あったらね」

 寺崎「田中さんが真波と話してるのみたいよ」


 寺崎だけじゃなくても似たようなことはよく言われる。


 私 「別に普通だよ」

 寺崎「なんか、面白そうじゃない」

 私 「真波は、敷居高そうかな」


 これが私の本音だ。ケンカしたこともあるけど、それよりどう接したらいいかわからないのが本音だ。


 寺崎「あぁ、田中さんから見たらそんな感じなんだ」

 私 「うーん。寺崎さんは?」


 寺崎は、前髪を触りながら、私を見つめた。


 寺崎「私?なんとも思わないかな」

 私 「そうなんだ」


 軽く息を吐いた。


 寺崎「うん。BIG3だからってビビりすぎてるんじゃない?」


 やっぱり、BIG3のいつも近くにいた寺崎さんは違う回答だった。


 私 「ビビってるっていうか構えてしまうよ」

 寺崎「全然普通だよ」

 私 「普通なの?」


 普通って言われてもな、、、、、。


 寺崎「みんなそんな感じだから」

 私 「誰が一番話すの?」

 寺崎「BIG3の中で?」


 BIG3の3人は、みんな寺崎にとっては同じみたいだ。


 私 「うん」

 寺崎「私は、誰も一緒かな」

 私 「すごいな、寺崎さんは」

 寺崎「そうかな?変わんないよ。みんなと」

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