顔ハメとは
「やあこんにちは、武器が欲しいんだが、いいものはあるか?」
なんだこのハイテンションな客は、俺はケリーのボケの対処で疲れていた。
まあ適当なもん勧めて早く帰ってもらおう。
「じゃあこんなのどうかな?ジャジャーン、名付けて顔ハメ看板です。」
板状の物体に、可愛らしいトロールの絵が描かれているが、顔だけがくり抜かれている。
「何ですかこれ?」
ハイテンション勇者が、困るのも無理はない。
俺にもよくわからない。
「えーそんなのも知らないの?遅れてるー。新手の防具です。」
いやそんなドヤ顔で言われても、誰も納得しない。
そもそもそんな薄い板で攻撃なんて食らったらすぐ板だけでなく、体も粉砕してしまう。
「おいケリー、あのハイテンションも困ってるだろ。」
俺はケリーの口を塞ぎ、静止させようとした。
「素晴らしい、大事な視界は奪わず、全身を守れるだと。すごい革新的だ。買った。」
「じゃあバナナ1本ね。」
ケリーはバナナを受け取り、そのまま口に入れた。
今日も、今日とて、クライシスは平和であった。
まあとりあえず、あれは設置しておいたから大丈夫なはず、はず。
その頃ハイテンション勇者は
「これはすごい動きづらいぞ。めっちゃいいじゃん。」
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