バナナは世界を救う
ゴブリンっぽい。
容姿、体型がものすごく、ゴブリンであった。
まずいケリーに見つかったら、とんでもなくいじられるぞ。
なんとか早く会計を済ませてひきとってもらおう。
「ただいま商品をお持ちします。」
「あっ、いらっしゃいませ、ってゴブリンじゃん。」
遅かったー。見つかったゴブリン見つけたら普通逃げ出すだろ。
なんであいつ、コブさんにバナナ与えてんだよ。
「おい、ケリー失礼だろ。」
「あっありがとうございます。僕バナナ大好きなんですよ。」
「めちゃくちゃ、喜んでる。」
意外と大丈夫なのか。
「まあゴブリンやってたら、いろいろ大変だと思うけど、まあポジティブに考えたらどんなことでもうまくいくよ。」
「ていうか、僕コブリンです。」
「まあそんなことどうでもいいから踊りましょ。グヘッ。」
ケリーの頭に脳天が割れんばかりの、カラテチャップを繰り出した。
こいつがいたら話が全く進まない。
むしろ後天してしまっている。
「では確かに金貨1枚受け取りました。こちらが剣です。ありがとうございました。」
「うん、ありがとね。あーやっぱバナナうめえ。」
ふー、どうにか、ここにきて最初の接客が終了した。
今日の内容の濃さからも、今後について不安しか思い浮かんでこなかった。
やはり、農業に専念すべきだったと身を持って感じた。
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