16. 藤枝
13時11分、藤枝駅に到着。
個人的に、藤枝にはサッカーのイメージを持っている。私の地元にもサッカーの強豪校があり、藤枝市の高校とよくぶつかっていたのを思い出す。
どうやらサッカーをイメージするのは私だけではないらしく、改札の奥に、「蹴球都市」と書かれた大きな宣伝が壁を使ってなされていた。スタジアムの椅子も、藤色なのですね。のぼり旗の言葉をそのまま言います。頑張れ! 藤枝MYFC!
そのスタジアムは近くにないようなので、うーん・・・、藤枝市武道館と、静岡県武道館にしよう。どっちも500メートルぐらいにあるけど、どう違うんだろ。
さて、まずは藤枝市武道館に行こう。北口を出て真っ直ぐで、青島焼津街道に当たったら左。
早くもその街道に着き、並ぶ街灯にはささやかな藤色のアクセサリーがあった。藤色の棒に星のイルミネーション(?)がぶら下がっているのと、その下に藤色のプレート(?)で藤の花が型取られたもの。ピアノで流れるジャズミュージックも良い味を出している。それと、この通りにあるホテルの名前が、サッカーのスタメンの人数を表しているのが面白い。
1つ信号を過ぎると街灯の藤色アクセサリーがなくなったが、街灯自体がアンティークなデザインに変わった。藤の花が描かれているようで、夜になって電気が点くとそれがくっきり見えそうだ。
電気屋さんの左に、武道館と体育館が登場。裏から来たようなので、ひとまず真っ直ぐ進んで表に回り込む。その先の「青島高架橋北」の交差点表示、字がめっちゃが剥がれててもはや読めない・・・。何かの記号に見える。
で、武道館の表に回ったつもりだったが、結局こっちが裏だったので路地に入って表へ。年末だからか、閉まっていて中に入れなかった。どのみち武道館や体育館に来たところで何もできないが、街を歩くことに意義がある。あなたがここにいるから、私はここまで来たのです。
次は県の武道館に行こう。東海道線の南に行くべく、地下道へ。
地上に上がり、撮っておいた地図を頼りに進む。ちょっと車道を外れて横断歩道の先の道に入るけど。
車道に合流し、神社の前も通り過ぎて、信号を渡って左へ。古本屋の看板で、「売るなら」と書かれていると思われるのが、手前のオブジェで「ら」が隠れて「売るな」に見えて笑った。
その古本屋の先の信号で右に曲がれば、静岡県武道館だ。左に見えるのは学校かな。
武道館を隠していた建物の奥へ行き、武道館に到着。こちらもやはり開いていない。歩道のついたてで分かったのが、市の花はもちろんフジで、市の木はマツのようだ。自分の街の花と木、なんだ・・・?
武道館の向かいの学校のそばを通り、駅に向かう。丸を6つ使った校章が格好いい。横断幕があり、女子サッカー部が全国大会に進んだのだそう。さすが藤枝市。そういえばそろそろ高校サッカー選手権の時期か。ここで学校名は出せないけど、頑張れ!
駅に到着。なんか、お城の骨組みのオブジェがある。他にもイルミネーションがあるようで、藤色に光るのだろうか。
自販機のおつりが10円玉6枚で来たことに微妙な気分になりながらも、次の電車を待った。3両編成だけど、結構混んでますねえ。
いざ出発。ずっと思ってたけど、JR東海の発車合図のホイッスル、
ピッ! ピッ! ピィ~~~ィッ!!
が格好いい。
どこかで書こうと思って書きそびれていたのですが、ホイッスルはいつの間にか1回鳴らすだけになっていたので、「ピッ! ピッ! ピィ~~~ィッ!!」の3段構えは静岡県限定かもしれません。また、鳴らし方は車掌さんにより個人差があるようです。




