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ネタキャラギルドにようこそ

「やった! 遂にやったぞ!」


 俺は思わず声に出して叫んでしまった。ソードフェアリーでのソロ撃破は難しいとされるレディFを、ほぼ単独で倒したのだ。途中に、男司祭からのささやかな回復があったが、元はと言えばあいつが現れたからこそ注意を削がれて攻撃を食らったのであるし、それほど気にすることもないだろう。まぁ、回復してくれたり、ボス狩りの邪魔(横殴り)をして来なかったあたり、この手のネットゲームには珍しい、良心的なプレイヤーだったのは確かだが。それでも、俺の可愛い(キャラ)に付きまとわれても困るから、無視は適切な対応だろう。そう、所詮、俺は孤高のソリストなのだ。


「お兄、ゲームしながらにやにや独り言とか、いい加減キモいよ」


 妹のゆうがじと目で俺を睨む。


「うるせぇ。レディF のソロ撃破がどんだけ難しいことか分からねぇガキは黙ってろ!」


「いや、興味ないし、そんなゲームのこと自慢げに語られても痛いだけだって」


 まったく、我が妹ながら可愛げのない奴だ。ちょっと自分が男にモテて友達も多くてリア充を気取れるからと言って、人の趣味にケチをつけるようでは人間として失格だ。


「どうせ俺はお前と違って痛い引き籠り(ヒッキー)だよ。放っておいてくれ」


 小腹の空いた俺は、食糧を調達するために立ち上がった。


「ねぇ、お兄、言いたかないけど、いい加減こんな生活やめなよ。高校は義務教育じゃないんだからね。いい加減、放校処分になるよ」


 遊が俺に憐れみの目を向ける。こいつのこういう目が、俺は死ぬほど嫌いだった。


「それこそ、退屈な日常になんぞもう何の未練もないよ。あっち(ゲーム)の世界の自分こそが真の俺なんだ。胡蝶の夢、さ」


 吐き捨てるように言って、俺は自分の部屋(妹との相部屋だが)を出た。


 俺こと七海ななみ わたるは、絶賛登校拒否引き籠り中の高校二年生だ。もうかれこれ一月以上、家から出ることもなく、オンラインRPGルナティックファンタジー、通称ルナファンに没頭している。別に、成績が悪いとかいじめられているとかが登校拒否の理由ではない。単に、つまらないのだ。だから俺は胸を張って言える。別に俺はゲームにはまっているから引き籠っているんじゃない。学校が退屈で、行く意味を見いだせないから引き籠っているのだ。ゲームは引きこもった後の選択に過ぎない。


 とは言え、ルナファンは、相当面白い。俺に限らず、どっぷりはまる廃人が続出しているのもわかる。

まず、キャラメイクの自由度が相当高い。3Dのキャラは顔のパーツも体系のサンプルも豊富で、妖艶な美女から凶悪ロリキャラまで思うままに作れる(もちろん、化け物のような醜女も、男キャラも作れるが、俺的には却下だ)。


装備類も充実している。正統派ファンタジーのかっこいい鎧から甘ロリ・ゴスロリの洋服、露出度の高いセクシー系の衣装まで幅広く揃っており、着せ替えも楽しい。


 システム面では、12種の基本職業と、そこから各3つの職に派生する上位職の中から好きな職を選ぶことができる。ステータスもスキル構成も自分で決めることができるため、同じ職を選んでもその戦術には相当の幅があるのがこのゲームの売りだ。


 もちろん、職・ステ・スキルタイプによって強さに差があり、ゲームバランスに難のある部分もあるが、これはもうどんなゲームでもある程度仕方のないことである。ルナファンはこれまでの幾度かのバランス調整の際に、プレーヤーの爽快感を重視して上方修正を基本とする調整を行っており、ユーザーからの反応は概ね良好だった。


 キャラの見た目の可愛さとは裏腹に、ゲーム自体は高難易度のアクションRPGで、スピーディーかつスリリングな戦闘が楽しめる。キャラの職やステ・スキル振りによっては相当のプレイヤースキルが要求されることから、どちらかと言えばヘビーゲーマー向けのゲームだ。


 まあ、長々と説明してしまったが、一言で言えば、


「ルナファン サイコー! ルナファンマンセー!」


 ということだ。二言になってしまったが気にしない、気にしない。


 俺のキャラはナナミンという名前の♀ソードフェアリーだ。ソードフェアリーは剣士の上位職の一つで、可憐かつトリッキーな技が売りのテクニカルな職業だ。剣士系上位職には他に、ソードガーディアンとソードナイトがあり、前者は防御スキルに秀で、後者は攻守バランスの取れた安定感が売りである。


 ソードフェアリーの量産型、つまり、最も強いとされる人気のタイプは、フェアリーピアースという突進技からの連撃コンボをメインに戦うタイプだ。ソードフェアリーの素早い動きを活かしたヒットアンドアウェイはローリスクハイリターンの強力な戦術で、お手軽職業としてソードフェアリーが挙げられる一因となっている。


 だからこそ、俺にはソードダンス・カウンターをメインスキルとすることにこだわりがあった。奥義系スキルも、定番のスパイラル・フェアリー・ピアースではなく、ワールドエンド・ソードダンスを選んだ。いわゆるネタキャラだが、キャラの可愛さも、強さも、俺的には十分満足がいっている。


 適当にスナック菓子とコーヒー牛乳をゲットした俺は、部屋に戻った。中では遊が制服に着替え終わったところだった。


「着替えの最中に入って来ないのは評価できるかな」


 偉そうに遊が腕を組んで頷く。


「誰が好き好んでお前の貧相な身体を見るかよ」


 遊は中学二年の女子としては標準的な体系だ。一部の早熟な女子のようにけしからん身体はしていない。


「ふーん、見たいってお願いするなら見せてあげようと思ったのに」


 言って、ただでさえ短い丈の制服のスカートを、下着ギリギリまで巻くし上げる。眩いばかりに白い内ふとももが俺の目を襲う。


「ば、ばか、やめろ、早まるな!」


 情けないことに、まだ清い身体の俺は、それが妹のものであったとしても、肉感的なリアル女子の生足を直視することができないのだ。ポリゴン女子の身体なら、隅々まで楽しむことができるのだが……


「冗談よ。まだ誰にも見せていない二次性徴後の身体を、お兄なんかに見せるわけないでしょ」


 言って、ぱさり、とスカートを元に戻すと、遊は思い切りべーっと舌を出して部屋を出ていった。


「ふん、何が二次性徴だ。お子様体型の癖にバカにしやがって!」


 俺は妹のいなくなったドアに向かって舌を出し、ひとしきり遊の悪口を口にしてから、PC の前に戻った。数年分のお年玉をつぎ込んだ自作のゲームPCだ。

 愛機の電源は基本的に常に入りっぱなしだ。愛機をスリープ状態から復帰させて、ルナファン にログインする。

取り敢えず、街中で視点をアップにしてマイキャラを観賞する。やはりナナミンは可愛い。相変わらず可愛い。

今は谷間の強調された黒系のゴスロリファッションだ。防御力は無いに等しいが、そもそもソードダンス・カウンター使いの俺に防御力はあまり関係ない。


 ナナミンのコンセプトはずばり、ニンフェットだ。妖精のように可憐で、なおかつ男を惹きつける仄かな色香をもった少女、それこそが俺の理想である。俺はグラビアアイドルのような生々しい肉感的な女性は苦手なのだ。ただ、胸は多少ある方が見栄えがいい。そこで、ほっそりとした少女体型で胸をBとC の中間くらいに設定している。

 髪はベーシックな黒髪セミロングだ。テール系のボリュームのある髪型は頭装備を合わせにくいし、俺はこの髪型の前髪の形が気に入っているのだ。

 完璧に近い自分好みの美少女ながら、難点が一つ。胸の大きさはさておき、見ようによっては、遊に似ていなくもないような気がしないでもないという点だ。別に俺はシスコンというわけではない筈なのだが。そのため、俺は遊にゲーム画面を見られないように注意しなくてはならなかった。


 男の俺が何故♀キャラを使っているかと言うと、着せ替えするなら♀キャラが断然たのすぃーからだ。♂キャラの装備がとかくユニーク系、ごつい系、耽美系と、男視点で見て微妙なものが多いのに比べて、♀キャラの装備は、プリティー、セクシー、エロ、ロリと、もろにヲタク男子好みなのだ。


 結果、自キャラはゲーム世界での自分の分身であるとともに、自分の娘であり、かつ自分の嫁であるという三位一体複雑怪奇な性質を帯びてしまっている。ゲームに没頭しだすと、女言葉で思考し、喋ってしまうあたり、俺はRPG を楽しめているのだろう。


 思う存分ナナミンを視姦した俺は、プレーヤーキャラの出す露店をチェックしてから回復薬等の消耗品を補充した。そして、狩り場へワープさせてくれる転送屋 へと向かう。この転送屋、 通称ワプ子の付近は、多くの冒険者たちが臨時のパーティー募集を行う場所となっている。

 俺は募集の看板を目で追いながらも、たち止まることなくそこを通り抜ける。孤高の非量産型ソロ専用ソードフェアリー にパーティーでの居場所などないのだ。


 俺がワプ子のところに辿り着いたその時だった。


『またお会いしましたね』


 話しかけて来たのは、先刻の男司祭だった。頭上に浮かぶ名前はコランド。珍しい名前だ。


『白々しい。待ち伏せしていたとはっきり言えばいいのに』


不快感が伝わるように、俺は刺々しい言葉を選ぶ。


『会えればいいなと思っていたのは否定しませんよ』


 コランドは、俺の嫌味に気を悪くした風もなく、いけしゃあしゃあと答えた。


『残念ですが私はそれほど暇ではないので』


 強引に会話を打ち切ろうとすると、コランドは慌てて一言だけ口にした。


『レジェンド・オブ・デス』


 その一言でこいつが何を言いたいのかはわかった。ワプ子に話しかけるようすのない俺に、手応えを感じたのだろう。コランドが言葉を続ける。


『倒してみたいと思いませんか』


 レジェンド・オブ・デスは、現時点でこの世界最強の魔王だ。同じ魔王でも、先ほど倒したレディFなどとは比較にならない。職種だけでなくステ・スキルタイプまで厳選した廃レベルの大規模パーティーで何とか勝てるか、という不条理な強さの大魔王だと俺は認識している。


『どうして私を? レジェンド・オブ・デス を狩るなら、もっと適した職があるでしょ?』


 実際、本気でレジェンド・オブ・デスを狩るつもりなら前衛にソードフェアリーの出る幕はない。ソードガーディアン一択だ。ソードガーディアンには自分より後方の味方を守るスキルがあり、後衛の支援職・火力職の生存率を、すなわちパーティーの安定感をかなり高めてくれるからだ。スパイラル・フェアリー・ピアースで遊撃できる量産型ソードフェアリーならまだ声がかかることもあるかも知れないが、それでも単に邪魔にならないという程度の消極的な理由だろう。


『普通の編成で狩るならそうですね。でも残念ながら、僕と、僕のギルドメンバー(ギルメン)たちは、貴女同様最適解からは程遠いステ・スキル構成なんです』


『どんな編成で狩るつもりなの?』


『魔弓、ダスト、商人に僕の高司祭。それに貴女の5人です』


 魔弓は魔術師と狩人の混成上位職、アルケインアーチャーの略で、ダストは盗賊の上位職の一つ、ダークストーカーの略。ダストは転じてゴミとも呼ばれるくらい、最弱職の筆頭だ。


『たった五人で狩るとか、正気なの? しかも、魔弓とダストは兎も角としても、商人ってなによ?上位職に転職してすらいないの?』


商人は下位職であり、上位職最弱と言われるダストと比べても相手にならないほど弱い。ちなみに、商人の上位職は、武器を専門に扱う「死の商人(マーチャントオブデス)」、モンスター達を加工する「密猟者(ポーチャー)」、身体活性の薬を扱う「薬の売人(ドラッガー)」の3つだ。


『彼女はエターナル商人なんですよ』


エターナル一次職、それはルナファンではたまにいる縛りプレイだ。一次職のキャラは上位職のキャラと比べてロリっとして見えるため、キャラの強さに拘らず、永遠にその姿のままでいたいというロリコンさんはそれなりにいるのだが……。


『そういう観賞用のキャラは普通ギルドには入れないわよね』


『うちは普通のギルドではないので』


どこか誇らしげだ。


『でも、そんなパーティーで攻略できるわけないじゃない。せめて、火力職と最後衛がいないと……』


 火力職と呼ばれるのは魔弓以外の魔術師の上位職、ウィザードとソーサラーだ。前者は属性魔法、後者は物理魔法を得意とし、どちらも強力な範囲魔法を備えている。


『それだと、残りのパーティーが僕たちである意味がないでしょ?』


 確かに、ソードガーディアンと火力職、十分な数の回復後衛職がいれば、あとは数だけの問題だ。そのパーティーに混ぜて貰ってレジェンド・オブ・デスを倒しても大して嬉しくはないかもしれない。


『僕は、自分たちだからこそ勝てる編成で戦いたいんです。君にしたところで、ソロでは狩れず、安定した大規模パーティーで必要とされるわけでもないのは、僕たちと同じでしょう』


『それは、そうだけど……』


『さっき、君の戦い方を見て、僕の体に衝撃が走りました。一目で魅せられたんです。そして確信しました。君とならレジェンド・オブ・デス に勝てるって』


 コランドは断言したが、俺ははっきりいって半信半疑だった。


『誉めてもらって恐縮だけど、レディF とレジェンド・オブ・デスではカウンター の難易度が雲泥の差よ。レジェンド・オブ・デスには強力な取り巻きもいるだろうし、そもそも物理攻撃だけでなく魔法も使ってくる。私でも奴の攻撃を全部弾くのは無理だわ』


 基本的なことだが、ソード・ダンス・カウンター では魔法は防げない。また、物理攻撃の秒間八閃という限界も、敵が一匹ならの話で、十を超える取り巻きに同時に攻撃されればそのうちの八発を返したとしても大岩に砕け散る波のようなものだ。


『被弾する分は僕が何とかしますよ』


 事も無げにコランドが請け合う。コランドは、最後衛が必要な意味を理解しているのだろうか?


『でもレジェンド・オブ・デス相手ではそもそもあなたたち後衛職が……』


 大魔王たるレジェンド・オブ・デスは、回復や大規模魔法を担当する後衛職にも凶悪な遠距離攻撃を仕掛けてくる。だから前衛プラス後衛というスタンダードな構成では崩しにくいのだ。一応セオリーとしては、後衛職をフォローするために後衛の更に後方から支援する最後衛を設ける編成がよいとされる。つまり、かなり大規模なパーティーが必要なのだ。


『心配ご無用。僕なら死にませんよ』


 またしても自信満々で言い切る。俺は呆れると共に、この自信がレジェンド・オブ・デス相手に本当に通用するのか見てみたいと思い始めていた。

 それに、これまでレジェンド・オブ・デス攻略など考えてもみなかったのは、ひとりぼっちな俺では明らかに攻略不可能だったというだけだ。この世界に生きる以上、憧れがないと言えば嘘になる。


『いいわ。貴方の口車に乗ってあげる。但し、一度共闘するだけよ。仲間になるわけじゃないから勘違いはしないで』


『もちろん、それで十分ですよ。でも、レジェンド・オブ・デスに挑むまではうちのギルドに入って貰いたいんです。アジトにいる仲間を紹介したいですしね』


『仕方ないわね』


 ギルドは、複数のプレーヤーが集まった組織単位だ。コランドのギルドは、「あん あんじゅ ぱす」というらしい。俺は渋々ギルド加入要請を承認した。


『あん あんじゅ ぱすにようこそ、ナナミン。みんな、彼女がさっき話していたソード・ダンス・カウンター使いのソードフェアリーですよ』


 コランドが、ギルチャ、すなわちギルメンにしか聞こえないチャットで話す。


『ウホッ、イイオンナ! ヤラナイカ』


 いきなりネットスラングで下品なネタを飛ばしてきたのは、薔薇雄という名前のキャラだった。俺は思わず引いてしまった。ギルドメンバー表で確認すると、こいつがダストらしい。


『馴れ馴れしく声をかけないでください。ゴミ雄さん』


 俺は不快感を隠さず吐き捨てた。こういう下品な輩が俺は大嫌いなのだ。


『シ、シドイ』


『今のは君が悪いよ、薔薇雄。ナナミンも気を悪くしないで欲しい』


『無理です。次にこういうことがあったら問答無用で抜けますから』


 しっかりと牽制しておく。


『そうですわ。下劣な薔薇雄なんてさっさと除名すべきですわ』


 俺に同調してくれたのは、これまた、痛そうな「ですわ口調」だ。薔薇よりはましだけど。名前は「ユエユエ」。職業は……


『レベルカンスト(最高)商人……』


 俺は思わず呻いてしまった。

 

 ルナファンでは、多くのRPG のご多分に漏れず、キャラの基本的な強さはレベルで表記される。今のところ、キャラの最高レベルは99だ。普通は、レベル60か70辺りで上位職へとジョブチェンジするんだけど、最高レベルまで基本職で通すとは、一次職によほど強い思い入れがない限り無理だろう。ちなみに、俺のナナミン はまだレベル98だ。


『その程度で驚いて貰っては困りますわ。私の真にすごいところは、一匹もモブを殺したことがないことですわ』


『な、なんですって!?』


 これには流石の俺も驚いた。ルナファンでは、やはり普通のRPG 同様、モブ(敵モンスター)を倒すか、依頼(クエスト)をこなして経験値を手に入れてレベルを上げるが、クエストはおまけのようなもので、レベル上げのメインはモブ狩りだ。しかも、クエストにも敵を倒すものがあるんだから、敵を倒さずにレベルカンストなんて不可能なはず……。


『ユエは、転売で稼いだお金で他のプレーヤーを傭兵として雇って、お座り養殖でレベルを上げたんですよ』


 コランドが解説する。お座り養殖、すなわち、自分よりも強いプレーヤーに寄生して無理やりレベルをあげることは、一般的には、他のプレーヤーからあまりよい目では見られない。しかし、この子ほど徹底していれば、それは立派なロールプレイとして評価できるだろう。俺は素直に感心した。


『すごいですね。びっくりです』


『おほほ、もっと誉めるのですね』


『名前の由来は通貨?』


 ルナファンの通貨単位は「ユエ」で月と表記されるのだ。


『そうですわ。お金の力でのしあがる、それが私のプレイスタイルなのですわ!』


『まぁ、自慢話はその辺で。もう一人、魔弓の弓子は学校に行ってるから夕方までは繋がないと思います。弓子が繋ぐまでは自由活動で。出来れば、夕飯後8時くらいにみんなで集まってレジェンド・オブ・デス 狩りに行きたいですね』


 コランドがそうまとめた。


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