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神で職人て変か?  作者: Sohki
目覚め編
17/85

神様、兆万長者

少し壊れたルシエラが元に戻る迄テレサに思念伝達(テレパシー)でお茶を頼んで持って来て貰ったので飲むとする。


「ロキ様ー?遺跡に行くぞって言ってましたけど何処のですか?天界にあるんですか?」


ルシエラ…あほになったか?


「下界か魔界か冥界のどれかだな。これだけあれば全制覇行けるか?」


ひーふーみーよーと指折り数えるロキ。


「えー?私翼人なので天界か魔界とかしか無理ですよー?」


不貞腐れて机に突っ伏すルシエラ。


「大丈夫!対策ならしておく」


「分かりましたぁ…あ!そう言えば前々から気になってたんですが地下室の研究所(ラボ)とかどうなったんですか?」


「あぁ?アソコか?既に改装は終わってるが」


「えぇ!!聞いてませんよ!!私の産まれた所…」


しゅんとするルシエラ。


「ルシエラの研究所(ラボ)だけ手付かずにしてるんだけどな」


「他の部屋はどうしたんですか?」


「金庫にしたが?」


あれ?またルシエラがフリーズした。


「え…?あの巨体な空間全部金庫ですか?」


「だからルシエラの研究所(ラボ)は置いてるってば…」


「いやいやいや…何部屋あったか覚えてますか?」


「屋敷の主だぞ?勿論だ。30畳が9部屋!ルシエラの研究所(ラボ)と併せたら10部屋」


「あの(たま)にロキ様の脳内見たいんですけど…」


「戻してくれるならしていいが?」


「いえ、そう言う意味ではなくて…どうなってるんですか脳内」


「写真集みたいになってる」


「はい?」


ルシエラがきょとんとしている。


「見たもの全て記憶される絶対記憶能力って(まれ)な脳なんだけど…あれ?ルシエラは違う?」


「ロキ様…私それ遺伝してませんよ…普通に知性が高いだけで忘れますよ?」


「あれ?俺何か失敗した?飲み込むの早いから同じかと思ってたわ…2年で何ヶ国取得出来た?」


「今28個目です」


「充分じゃないか?」


「努力してない天才に言われたく無いです。ロキ様は2歳の頃何覚えようとしてました?」


「プラズマについて」


「気付くの早くないですか?プラズマなんて最先端技術ですよ?」


「だから前に見せたじゃん。写真の杖あれ4歳の時だからな?」


「ゼウス様が雷の杖使う原因ロキ様ですか?!」


「そうだが?4歳だからあの爺40000枚位でいっかって持って来たんだし。後、サタンのアクセサリーは聖金貨1万枚で取り引きした」


「スケールが違い過ぎました」


項垂(うなだ)れるルシエラ。


「後さ俺少しの未来予知も出来るよ?因みにもうすぐファントムが来るよ」


「え?」


2人して扉を見詰める。数分待つとノックの音がしてファントムが来た。


「おや?お二人して此方に気付くの早くございませんか?旦那様こちらを」


「ありがと…うん。金庫の鍵数合ってる」


「ロキ様何で分かったんですか?」


俺が応えようとしたら、先に空気化してたテレサが応える。


「旦那様は昔からこうですよ?見透かしてるかのように見えるんです」


そこにロキが割って入る。


「あー、違う違う。誤解招くな…未来予知も効くのは造ったルシエラ以外の行動だけ。ルシエラは見えない。AI(人工知能)の眼のセンサーが気になって全員の繋げたら繋がったんだよ。それだけだ多分」


「私はホムンクルスに近くて良かったです…あ、じゃあ!イヴさんの目に繋げて貰えませんか?」


「何で?」


「後少しでお昼ご飯です」


「メニューかよ…おけ。オムライスとオニオンスープ…またトマトのカプレーゼ?そろそろトマト辞めない?」


「え!!イヤです!!」


くすくす笑うテレサとファントム、膨れるルシエラ。


「まぁ良いけど…あれ?メニューが2人違う。俺のバーニャカウダとかアヒージョとかスペイン料理メインだわ。流石イヴだ察して来てるな」


「どうして違うメニュー何ですか?」


「俺トマト特別好きな訳じゃないし。地方料理が好きだからな。今度日本各地の料理本とヨーロッパの本渡しておこう」


「イタリア!!」


「俺は違う地域の喰うから。でも、そろそろ食べるの飽きて来たからまた仙丹でも頼もうかな」


「仙丹って何です?」


ルシエラがきょとんとしている。あれ?本に載ってなかったっけ?


「桃源郷の妙薬だが?飲むと暫く何も食べなくても体力も気力も持つ丸薬。遺跡に行く時持って行くか考えてたんだよな」


「食べないんですか?!」


「ん?俺食べなくてもいけるから食べないが?ルシエラお留守番する?イヴにはご飯頼むけど?」


「秘境への一歩。所で先程から何に集中してるんですか?」


「衛星の映像。まだ秘境の遺跡を探索してる所」


「もう既に探してたんですか。って!天界でパソコンとかどうなってるんですか!」


「自作だから問題ない。てか、天界でもネットワークはあるぞ?」


「考えてみればゴーレムとAI(人工知能)の知識15歳くらいの頃にあったんでしたね…作れますよね」


「下界のも質いいから使ってるけどね。遺跡用にルシエラ専用ゴーレムとか造ったら?」


「知識がないです!」


「医化学本とか人体構造の本確か読んでたよな?行ける行ける」


「無理ですよー」


「そっかー…んー。大体把握したかな?疲れたわ。ルシエラご飯出来てたから行くか?」


「タイミング合わせてたんですか?」


「早く食べて続けるに決まってるだろ?」


「この部屋イヤですー!壁一面に衛星映像流すだけとかー」


「それなら遊戯室にノイヤーとミア居たから2人と対戦してきなよ?最新機種入れといたから。何台かアーケードゲーム置いてるぞ?」


「ロキ様。この屋敷の光熱費が気になります。天界だからないのかと思ってたんですけど、この屋敷が異常なんですよね?」


「お?温室育ちなのに気付くの早くない?」


「ヴィーナ様の館と前回までで学びましたよ。ロキ様億万長者ですよね?!」


「惜しい!も1つ上」


「そんな単語ありますか?!兆万長者てなんですか!!」


「あるにはあるだろう?確か」

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