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魔法で歴史を呼び起こす  作者: ホウラ
異世界での身支度
8/48

お姉ちゃんは重度のショタコン

クラリスを間違ってクラリサにしていたので直しました。




引き続きよろしくお願いします。

 ええええええ!?今なんて言った!?

「えっと、とりあえず名前なんでしたっけ?」


「そういえば、名乗ってなったね。私はクラリスという」


「クラリスさん!!その手紙ちょっと読ませてください!!」


「いいよ~♪」


 本当だ。書いてある。ガンツのお世話やきめ!!ここで断られたら男として心が痛い。


「でさ~、棲ませるのも服を揃わせるのもべっつにいいよ~」


  あれ?普通におっけーされた!?


「でも、僕男ですよ?」


「男の子の間違いだろ。かわいいし。男なら危険だけどこんなにかわいくてうぶなぼうやなんだ。このチャンスは拾っていくよ」


 これ本気で言ってるやつだ.....こんなモテかたぜんぜん嬉しくない....


「じゃあ、まずは服仕立ててそのあとに家にいこっか」


 はぁ~.....今の話を聞いていた周りの男共がすっごくにらんでくる。女の子たちは少女マンガを読んでいる時みたいな顔をしている。恋愛的になんにも思われてないのに恨まれるとか.....


 そうして、ため息ついてる間にクラリスは僕の服を選んで買っていた。はやい......


「はい、選んできたよ~、弟ができたみたいでうれしいよ~。ヒロト~!着替え手伝ってあげよっか?」


「いいよ!!自分でできるわ!」


「うわああぁん、ヒロトがお姉ちゃんのこと嫌ったよ~~」


 さ、さすがに言い過ぎたかな?ごめんと謝った瞬間、べろをぺろっとだしてきやがった。こいつ!!絶対お姉ちゃんなんて呼ばないからな!


 着替え終わって出てきたら、クラリスが目の前にいて、抱きついてきた。


「ああん、かっこいい服選んだつもりなのに弟ならなんでもかわいく見えてしまううううう」


 あ、あかんやつや!今、一瞬こいつのことお姉ちゃんって言いかけてしまった。ていうか、ふたつの山が顔にあたってるんですけどおおおおお


「クラリス、ちょっと離れて!!息できない!!」


 ぜんぜん離れてくれない....


「お~い?クラリスさ~ん!」


 だめっぽい!もう僕の負けだ。これからは恥ずかしいけどいいや。


「お姉ちゃん?息できないからはなしてええええ」


「うふっ。やっとお姉ちゃんって言ってくれた。じゃあ、一緒に手をつないで家にいこっか、ヒロト」


 もう、お姉ちゃんと言ってしまったからには何も言い返せない。しかたなく、手をつなぐが顔が照れてしまっててお姉ちゃんにからかわれっぱなしだ。


 そうして、お姉ちゃんと手をつなぎながら街の中を歩いていく。


「お!クラリスちゃんじゃねえか!そのぼうずは彼氏かい?」

「あらぁ~、クラリスちゃんもおとなになったの?」


「いえいえ、彼氏じゃありませんが、この世で一番大好きである弟ですよ!!」


 この言葉にはさすがに照れまくった。もう死にたい。だって、待ち行く人々からなんか目線が痛いんだもん。


 そうして、照れてる間に相当歩いたらしく家についたようだ。


「ここが私たちの家だよ」


 とても大きな家だ。家の中に入るときれいに掃除されていた。誰が掃除してるんだ!?まさか、お姉ちゃん!?とおもっていたら


「おかえりなさいませ、クラリス様にヒロト様」

「おかえりなさいませ、クラリス様にヒロト様」

「おかえりなさいませ、クラリス様にヒロト様」


 目の前におじいさんと女の人が2人現れた。


「ヒロト様ははじめましてでございますな、わたくし、ここで執事兼ボディーガードをまかされておりますヴィルともうします」


「わ、わ、わたくしはメイドで主に家事全般をさせていただいております。アスハです。よ、よろしくおねがいしますぅぅぅ」


「アスハ、そんなんじゃだめじゃない!まったく!わたしはメイドでヒロト様のお手伝いをさせていただきます、イロハと申します。いつでもお申し付けください。そして、ヒロト様の冒険の手伝いもさせていただきますわ!!」


 おもわず、お姉ちゃんのほうを見てしまった。お姉ちゃんがお金持ちで誰か雇っているだろうとは思っていたが僕につかえるメイドさんがいるなんて!!しかも、イロハさんもおねえちゃんに負けず劣らずの美人だし......


 っていうか、冒険のお手伝い!?どういうこと!?


「まあ、聞きたいことは山ほどあるでしょうけどとりあえず今日はもう寝なさい。明日にでもそこのイロハにいろいろ説明してもらいなさい。じゃあね、ヒロト、おやすみ」


 そういって、お姉ちゃんにおやすみのキスをもらったあと、自室に案内してもらい、キスの余韻があったせいでぐっすりとはいかなかったが、よく眠ることができた。

一方、櫛灘陽翔くしなだひろとがいなくなった大学の教室では......


誰も気にしてないどころか気づいていませんでした。


先生「出席とるぞ~」

  「くしなだ~」


  シ~ン


「はい、くしなだは欠席ね。」





ということで、これからもよろしくお願いします。

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