異世界ボッチは優遇扱い
長らく空けてしまうことになりましたが、不定期ですが、どんどん投稿していきます。応援よろしくおねがいします。
「お集まりの皆さん、まずは一回戦突破おめでとうございます。はい、そこ!静かに~」
ん?なんか、校長先生みたいな声が聞こえる。目を開けると、なにやら演説みたいなのが聞こえてきた。
「あ、ヒロト様、おはようございます。疲れは癒えましてでしょうか?」
「あ、うん。僕だけごめんね」
「いえ、私たちは疲れていないので大丈夫ですよ、ねえ、イロハさん?」
「はい!だから、安心してください」
安心てか、今、僕のプライドが割れそうだ。なにこの女子陣。強すぎでしょ。僕がかすんでる、かすんでる。
「そういえば、次の試験官の方が説明を行うようです。起こそうとしたらヒロト様が起きになられたので」
「そう?それはありがとう。じゃあ、もうちょい前のほうに行って、聞こうか」
「はい!!」
「了解です!!」
そして、僕たちは人が集まっているところに行く。そこではもう説明が行われようとしていた。
「はい、では説明させていただきます。ここでは二回戦の説明をさせてもらいます。二回戦は王都から少し北のほうに行った森で、モンスターを狩ってもらいます」
「モンスター狩りか~」
「今回は、楽そうだな~」
「えー、モンスターの詳細は試験なので教えれません。なので、情報は自分たちで確保して討伐してきてください。森には専用の馬車が送ります。馬車は数が限られているので、2つのパーティーで1つの馬車になります。成績順で割り当てますので、馬車が豪華な方は成績が良かったと判断してもらってかまいません」
「おお!!成績がわかるのか~」
「まあ、おおまかにだろ?」
「でも、せめて、モンスターの名前とかはほしいよな~」
「えー、モンスターの名前、森の地形などの地図は、馬車の中に用意してあります。馬車が動き始めてから、ご確認ください。一応申しておきますが、モンスターは強いので今のうちに逃げる方ははやめにおっしゃってください。あとから.....死んでも対処しないので」
最後、急に声のトーン下げてきたな。今ので、会場の誰もが静かになったわ。そう思っていたが、
「ガーハッハッハ。そんなもん、俺が一捻りだわ」
「まあ、そんな死ぬようなモンスターめったに王都の近くで見ないし大丈夫だろ」
「たぶん、脅しをかけて心の強さを試そうとかだろ?俺はすぐにわかったがな」
俺だって!...俺だって!!
そういう声がちらちらと上がり始めた。これじゃあ、ここでの脱落者はほとんどいなさそうだな。しかし、試験官がうそをつくとも思えない。なにか、いやな予感がしそうだ。そう思いながらも僕たちは、ほかの冒険者同様、馬車が用意されている北の門に歩いていく。
北の門につくと、たくさんの馬車が用意されていた。綺麗で豪華な馬車からぼろそうな馬車までさまざまだ。とりあえず、馬車の受付場に行く。
「ようこそ、パーティーの方々の名前を確認させていただきます。ここで馬車のチケットを渡させてもらいます」
「ヒロト、イロハ、ソフィアです」
「はい、おめで....!?おお!あなたたちが!!」
「どうかしましたか?」
「はい、あなたたちは試験はまず圧倒的に1位のようですね」
まあ、そりゃこの二人えぐいもんね。
「そして、なぜか、順位関係なく、接待には気をつけろと書いてあるのですが....」
「.......」
さいあくだ。なに言ってんだ、あの試験官。ぜったい、イロハさんだろ!
「と、とりあえず、僕たちの馬車のチケットをください」
「あ、はい!!すいません!!これです、どーぞ!!!」
もう、なんか土下座しそうな勢いだった....
とりあえず、もらったチケットを見る。相席なしと書いてあった。つまり、相席するパーティーがいないということだろう。まあ、気まずくはならないし、いいかもね。
チケットに書いてある馬車乗り場に行く。そこには豪華というよりは武装された馬車が停まっていた。しかも、なんか、護衛つきらしい。ほかの馬車を見るが、護衛はいなさそうで、たぶん、自分たちで己の身を守れってことだろう。
優遇されすぎやしないか?みんなの驚きの視線が痛い。きついなあ。そう思いながらも僕たちは御者さんと護衛のみなさんに挨拶をしてから、馬車に乗る。
そうして、僕たちは王都を出て、北の森へと出発を始めた。
ぼっちって現実ではほんとつらいですよね。自分もぼっちなんで......




