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魔法で歴史を呼び起こす  作者: ホウラ
武道大会
23/48

イロハさんの最大のスキル

イロハさん編のつづきです。

「では、イロハ様、この球体に向かって最大の威力のスキルを放ってください。心配しなさらなくてもこの球体は勇者の一撃をも耐えた経験があるので壊れることはありません」


 そう、試験官の人は言っているが、イロハさんは違うところを心配しているようだった。しかし、はやくおわらせたいのか、何も言わないですぐにスキルを発動する準備に入る。


 僕もイロハさんの最大のスキルを見るのは初めてだ。どんな感じのものかわからないから、とっても気になる。


「では、はじめてください」


 試験官の人の合図で、イロハさんは剣を鞘から抜いて、剣を地面に突き立てた。


 ...?


 どういうスキルなんだろう?イロハさんのことだから、魔法を織り交ぜた剣術だと思ったんだが、剣は使わないのかな?これ、剣のスキルの威力を測るんだよね?剣使わないとかありなの?そう考えている間に、イロハさんの剣に白い光が集まっていく。


 キュイーーン......バーン


 白い光が集まっていったと思ったらその瞬間爆発した。そこから現れたのは白い剣だった。地面に突き刺さした剣が変化したようだ。その剣をイロハさんは抜いて、球体に向けて振り下ろした。


 ドガアアァァァァン


 すごく大きな爆発音とともに、爆風が周囲をなぎ払う。球体は無傷のようだが、近くにいた試験官は後方へ吹き飛ばされている。あの爆発力でも試験官は軽症しか負っていなかった。たぶん、あらかじめ、防御決壊を張っていたのだろう。観覧席までは結構離れていたが、それでも爆風が届いた。しかし、熱くはなく、どちらかというと暖かい心安らぐ爆風だった。


 試験官は気を取り直して、すぐに球体で読み取ったであろうデータを解析している。


 おっと...結果が出たようだ。試験官がすごく驚いた表情をしていた。まあ、あの威力だしな。


「では、お伝えします。イロハさまの威力は50万です....過去最高の威力です。王国の騎士長殿でも20万が限界です。これはもう、魔王を倒したときの勇者様に匹敵する威力だと思います」


「すごいですね!!やっぱり、イロハさんはやってくださいましたわ!」


 ソフィーも自分のことじゃないのに、自慢げにしておられました。 


   すごい!!あの技、あとで、イロハさんに教えてもらおう、そう思った。


「では、イロハ様も合格ですね。最後はヒロト様ですね。ヒロト様の試験のお部屋はこちらになりますので、私についてきてください」


 そういわれた僕たちは次の部屋に向かう。その途中で僕はイロハさんにさっきのスキルについて聞いてみる。


「すいません、イロハさん。さっきのスキルについて教えてほしいです」

「あ、それそれ!私も気になりますぅぅぅ。参考になるかもしれません」


 僕の質問に同じことを思っていたのか、ソフィーも耳を傾けてきた。


「はい、いいですよ。同じパーティーの仲間として、別に自分の奥義すら隠すつもりはありませんけどね。では、先ほどのスキルの説明として、まずあのスキルは私の最強のスキルではありません。あくまで、何もない状態で使えるスキルの最強がさっきのスキルだということです」


 僕は戦慄を覚えた。これ以上のスキルがまだ残っていると言われたからだ。もうあれ以上の威力とか一人で軍隊と戦えるな...


 横のソフィーを見ると、顔を青くしながらこちらを向いてきて、私たちは顔を合わせた。


「実はイロハさんが勇者様じゃないのかと今、思っちゃいました」

「それ、僕も今考えた....」


 とりあえず、イロハさんは僕たちの仲間であり家族のようなものでもある。とても、心強い味方だ。そう改めて感じさせられた。


「そして、さっきのスキルについての説明だが、まずあのスキル名は星壊し(ビックバン)という魔法と剣術をあわせたスキルだ。この技は先ほど見られたように少し発動に時間がかかりますが、威力は攻城魔法にも値します」


 やっぱり、相当すごい魔法だったんだ。そんな魔法があれば魔王ですら相当のダメージを負うスキルなのでは?と思ったが次に口にしたもうひとつの欠点で落胆する。


「ですが、このスキルには最大の欠点がありまして、それは私が敵だと認識したものにはダメージを与えられないというものです。もちろん私がダメージを与えたくないものにもダメージはありません。つまり、私が敵だと認識しないでしかもダメージを与えてはだめだと思えないと使えないのです。つまり、ものなどには情もわかないので攻撃できますが、実質、人やモンスターに攻撃するには、偶然でない限りダメージを与えられません」


「....」

「....」


 僕もソフィーも押し黙った。


「まあ、でも大丈夫ですよ。ほかにも強いスキルなんてたくさんありますし、そもそも強いスキルを使うときが今の時代でそうそうあるとは思いませんので」


 そうだよね....そう思いつつも、さっきの話を聞いてしまったからにはなにか申し訳なく思ってしまう。まあ、もう次の試験会場に着く。そろそろ気を引き締めないとな。そう思い、僕は気持ちを入れ替えて次の部屋に入っていく。



今回はなんかすっきりしてしまいました。

自分なら余裕ではりきっちゃうんですけどね。

これからもよろしくお願いします。

ブクマ、評価、感想よろしくお願いします。

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