新たな仲間
今回、やっとそれらしい同世代のヒロインを出せました。出し方にいろいろどういう役で出そうか迷いまくりましたが....
「こんにちは。ソフィアと申します。どうぞ、お見知りおきのほうを...」
うん、とても綺麗な声だ。しかも礼儀正しい。まるで清純派アイドルみたいな女の子だな。年は同じくらいかな?
「うん、よろしくね。僕はヒロトって言うんだ。気軽に呼び捨てでかまわないしね!そして、こっちが僕のパーティーの仲間であるイロハさんだよ」
「こんにちは!イロハと申します。ヒロト様のメイド兼パーティー仲間です。よろしくお願いいたします」
メイドとか言うのやめてほしい。人前でさらっと言われると恥ずかしい。そういう状況に慣れていないからだ。
「ま、とりあえずだな。ヒロト!ソフィアのことよろしくやってくれ。俺はこれから用事があるんでな。それじゃ、また機会があれば会おう」
そう言って、ギルはそそくさとたち去っていった。
「それではヒロトさん、これからもよろしくお願いします。ちなみに私のことはソフィーと呼んでくださいな」
ソフィーは頬を赤く染めながら、そう言った。別に呼び捨てでいいんだけどな。逆にさんとかつけられると逆に距離を感じるっていうか、とか思いながらも僕はなにも言わないでおいた。
とりあえず、ソフィーは泊まる家も宿も当てがないということだったので、僕の家に大会の間は泊まることになった。ちなみにおねえちゃんの許可はイロハさんの持っている魔法具でとった。聞くと、通信魔法が埋め込まれていて、両方が同じものを持っていると、それ同士で通信しあえるらしい。
そして、僕たちは家に帰ってご飯を食べて、ソフィーとたくさんの会話をしながら一日を過ごした。
大会にはヴィルが登録してくれていて、1回戦が3日後に行われるとのことだった。僕たちはそれまでにパーティーの連携やおのおののレベルアップのために王都の外でモンスター狩りをしていた。
そして、この3日間で自分のスキルについて新しくわかったことがある。まず、ジャンルを初期化して新しく作ることができるということだった。僕はこれを使い、ジャンルをモンスターに交換した。また、召喚魔法にはスロットというものがあり、自分が決めておいた5つの項目をそこにセットすることで召喚魔法が使えることだった。また、ほかにはスキル《派生》は自分が思い浮かぶものを項目として出現させることができるというものだった。ただし、姿かたちなどの詳細までも想像しないといけない。そして、最後にその想像でだせる項目は自分のレベルに見合った項目しか出せないというものだった。実際、ドラゴンを出そうとしたが出なかった。しかし、ゴブリンははっきりとでた。
そして、僕だけじゃなく、ソフィーも確実に強くなっていた。ソフィーは魔法使いで、最初から結構強かったが、連携などもすぐに上達して、今では僕たちの動きを察して魔法をうまいこと使ってくれている。
こうして、みっちり僕たちは3日間修行して、ついに大会1回戦の日がやってきた。
僕たちの会場はA会場で王城の南側にあるコロッセオみたいな建物で行われるとのことであった。
1回戦の種目は自分のスキルの技術を試験をする係りのものに見せるらしい。順番にやっていくらしく、また大きな壁で個室が何個も作られていた。
僕たちは順番を決めることにする。1番はソフィーだ。ジャンルは魔法である。魔法を見せる個室では巨大な丸い魔法具がおいてあり、その横では試験官が立っていた。
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