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魔法で歴史を呼び起こす  作者: ホウラ
番外編~バレンタインデーって何の日?~
15/48

バレンタインデー当日

バレンタインデー前日の続きです。

 夜、ヒロトが寝静まったころ、調理場には3人の影があった。イロハとアスハとヴィルである。


ヴィル「なぜ、こんな夜中に料理をなさるのですか?」


イロハ、アスハ「それは、明日がバレンタインデーだからです!!」


 イロハとアスハはヴィルにバレンタインデーについて説明をする。


ヴィル「なるほど、仲がいい人や恋をしている人に贈り物をする日なのですな」


 そういえば、なぜここにクラリス様がいないのかというと、実は昨日その話をお店で聞いたらしく、自分は最高傑作の魔法の服を用意すると言って、お店のほうで寝泊りするらしいのです。


 ヴィルは明日の朝が早いようなのですぐに自分の部屋にもどりました。さて、私たちは今からヒロト様へのプレゼントを作る予定です。


 アスハは無難にお菓子を作って渡すようです。しかし、私は私の愛を知っていただきたい、できれば、それを受け取った私に恋をしてほしいと思います。そこで、私はヒロト様がびっくりするような料理をプレゼントしたいと思います。


 そこで、今日の昼間にちょっと遠いところまで出かけていましたが、なんの料理かというとドラゴンの肉を使った料理です。これでヒロト様は私に夢中になるに間違いありません!!


 そうして、たくさんの女性が夜いそしんでいる間に夜が明けていきました。


 朝、僕は目が覚めてベッドの近くになにか置いていないかと確認をした。しかし、何もおいていなかった。僕は落胆しながら、リビングに降りていく。


 降りていくと、今日は一段と豪華な料理が目の前に現れた。これは何事かと思っていると


「ヒロト様、これはわたしからのバレンタインデーのプレゼントでドラゴン料理です」


 そういわれた。確かに女性の料理をプレゼントするわけだが、なにもこんな豪華なものを用意しなくても.....てか、今なんて言った!?ドラゴン!!A級もんすたーじゃないか。思いが強すぎるわ!!引くわ。


 初めてのバレンタインデーのプレゼントがいきなり思いが強すぎたせいで、くらっときた。しかし、食べてみるととてもおいしい。


「うん。おいしいよ!!イロハさんありがとう!!」


 そう言うと、イロハさんはとてもうれしそうな表情をしていた。それを見て僕もうれしくなる。


 食後はアスハさんがクッキーをプレゼントしてくれた。とてもおいしく、ちゃんとしたバレンタインデーみたいでとてもうれしい。


 ところでおねえちゃんは?と思っていると、突然扉が開いた。


「ヒロトおおおお!!遅くなってごめんね~、はい、プレゼント~♪」


 と言って、服をくれた。なんでも普通の服とは違い、一回だけなら死に直結する魔法を阻止してくれる護符が内蔵されている服らしい。これもまた思いが強すぎるような気もするが、ありがたく受け取っといた。


 そして、今日は天気もよく、外に出てみると、いろんな場所で女性が男性にプレゼントをしていて、みんな笑顔だった。それをみて、僕もとても暖かい気持ちになった。なんか最初は自分のためにしようとしたけど、こうみると人のためにしたみたいでとても気持ちいいなぁ。


 そして、僕はほかにも受付のお姉さんや、ガンツの娘であるキャロルちゃんにもプレゼントをもらった。


 ちなみに、受付のお姉さんにもらうときにはギルドの男共ににらまれ、キャロルちゃんにもらったときは、ガンツににらまれた。こりゃ、リア充も災難だな。


 そうして、今年のバレンタインデーは人生で一番楽しいバレンタインデーとなった。また、こういう行事を増やしていきたいなーとおもいながら僕は家に帰るのだった。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

今日の夜10時にいつもどおり投稿します。それも読んでください。

ブクマ登録、評価、コメントよろしくお願いします。

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