まさかの・・
「ごめんなさい」
で、終わるはずだった。
一般参加者は、みんな分かっていた。
二葉 葵 がマイクを持った。
みんな、
「えーっ・・・」
というリアクションをすることを構えていた。
すると、
「誠一くん、これから宜しく御願いします!」
と二葉さんは、発言した。
呆気にとられる一同。
番組スタッフも動転していた。
二葉 葵は、急に走り出すと、誠一の手を取り、ロケバスに向かった。
そのまま、手を引かれ、ロケバスに二葉さんと乗る誠一。
二葉さんが言う。
「話してくれたラジオ番組で、私に『休日は、どう過ごされていますか?』ってメッセージをくれなかった?」
驚く、誠一。
「そうです!覚えていてくれたんですね!」
笑う、二葉さん。
「今日は、この後に仕事はないの。二人で、このまま食事でも行きましょ♪」
まだ誠一は、ことが信じられずにいた。
しかし、となりには、二葉さんが嬉しそうに笑っていた。
誠一は、それだけで幸せなのだった。
(終わり)
かなり強引なハッピーエンドにしてしまいました。最近、少し世の中、暗い話題が目立つので、筆者としては、何か光明的なことを書きたく、書いた作品です。最後まで呼んでくださり、ありがとうございました!