君と別の道
このページは藍紅サイドの話です。
僕が家に着いた時藍那が先輩とキスをしていた。
思わず僕は隠れた。
先輩が通り過ぎたのを確認して僕は君の前に出た。
最近藍那を見ると、思っても無いことばかり言って傷付けてしまう。
「人の前で堂々とキスなんて・・・」そんな事を言いたいわけじゃないのに、でもキスは流石に耐えれなかった・・・。
「藍・・・沖田君には関係ないでしょ!」と君は怒って言ってしまった。
「沖田君か・・・」自分からそう言う様に言ったのに涙が出そうだった。
「関係ない・・・」もう笑いしか出なかった。
僕は家に入り自分の部屋に行った。
君の部屋の窓を眺めていたら、カーテンの向こうに君の姿がシルエットに映し出された。
僕はカーテンを閉めた。
その時携帯の着信音がなった。
加奈からだった。
電話に出ると「加奈ね沖田君の事が好きになったの・・・」と告白してきた。
「藍那の代わりでもいい加奈と付き合って欲しいの。」と言った。
藍那の代わりなんて誰もなれないよ・・・と思いながら「分かった」と答えた。
藍那を忘れるには手っ取り早いと思ったからだ。
すると「加奈も沖田君の事・・・藍紅って呼んでもいい?」
僕は藍那だけが呼んでた名前を他の奴に呼ばれたくなかった。
親でさえ藍紅と呼ばない。
なのに・・・「別に好きに呼べばいいんじゃない?」と答えた。
その間に藍那から電話が入ってる事も知らないで電話を切った。
そして次の日から加奈は僕にベッタリしてきた。




