君と未来を・・・
このページは藍那サイドの話です。
藍紅は私の手を取って走り出した。
「チョット・・・何処に行くの?」と私は藍紅に聞こえる様に叫んだ。
「いいから・・・」と藍紅は何処に行くのか教えてくれない。
そして辿り着いた場所は「秘密基地・・・」だった。
「藍那・・・もう1度俺は藍那に誓うよ。」と藍紅が言った。
「俺はもう2度と藍那を離さない。ずっと藍那を守るから・・・」と私の手を取って藍紅は、私の左薬指に指輪をはめた。
「藍紅・・・」私は涙が零れた。
「私も誓うわ・・・ここであの時に誓った事を。私をお嫁さんにしてくれる?」と私は藍紅に抱き付いた。
「もちろん。だって藍那には俺しか居ないんだから・・・」と藍紅はギュッと私を優しく抱きしめた。
「待たせてごめんね?」と私は藍紅の顔を見た。
「これからは共に歩もう・・・」と藍紅が答えた。
私達は藍紅の目を見て目を閉じた。
・・・・・藍紅はそれに答える様に優しいキスをした。
お互いに唇を離して「君を愛してる・・・」と2人同時に言った。
「ところで、いつ指輪を買ったの?」と私は雰囲気を壊して言った。
「ん?さっき!藍那が俺にプロポーズするだろうな・・・と思って買っといた!」と藍紅は笑って「やっぱり正解だったよ?」と言った。
「凄いね!藍紅ってそんなチカラがあったんだ?」と私が言うと。
「もういいから黙ってて!大体、雰囲気ぶち壊し過ぎ!」と藍紅は頬を膨らませた。
そして私達は家に帰った。
この日は素敵なホワイトクリスマスになった。
あの日たっちゃんは「それじゃあ・・・俺達別々の道を歩こう?」と言った。
「もう俺は大丈夫だから。藍那には藍那の道を正直に歩いて行ってほしい。」とたっちゃんは続けた。
「そろそろいい年だし早く沖田に貰われないとずっと独身だよ?」とたっちゃんは笑って言った。
「たっちゃんは?」と私は言った。
「俺は藍那とは結婚出来ない。
トキの事は本当に悪いと思ってる・・・だから藍那とは別れるつもり。
それが俺なりのトキへの罪の償い方だから。」
とたっちゃんは更に「これ以上藍那に迷惑掛けられないから」と真剣な顔をして言った。
たっちゃんは私が加奈と会ってる内に私の荷物を纏めていたらしくバックを渡しながら「藍那。幸せにしてあげられなくてごめんな?」と言った。
「私・・・幸せだった。たっちゃんを好きになれた事。恋人になれた事。」と私は涙を流した。
「たっちゃんは幸せだった?」と涙を拭いた。
「幸せだった。俺もずっと藍那を好きだったから・・・だけどもう涙も拭いてあげられない。」とたっちゃんは涙を流した。
「今度は絶対に幸せになれよ!」とたっちゃんは微笑んだ。
私は同棲してた家を出た。
「ありがとう・・・」と言った言葉はたっちゃんには届かなかった。
そして私は急いで藍紅の所に行った。




