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約束・・・  作者: 茶々
第6章
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君を忘れない

このページは藍那サイドの話です。

私の胸の中で藍紅は眠りについた・・・


「藍紅・・・あなたとまた生きたい・・・」と私は藍紅のおでこにキスをした。


私は洋服を着てオルゴールの蓋を静かに閉じた。


「全てをこの中に・・・」とオルゴールを指でなぞった。


「さよなら藍紅。あなたを忘れない・・・」


私は自分の部屋に窓から戻った。


オルゴールは藍紅の部屋に置いたまま・・・


そして私は両親に手紙を書いた。


書いた手紙を机に置き、家を出た。


まだ暗闇で道が見えなかった。


「たっちゃん。今から行くからね・・・」と言って私はたっちゃんの家に向かって歩き出した。






ピンポーン


ピンポーンピンポーン


「朝から誰?」とたっちゃんは出てくるなり驚いた。


「藍那・・・何で?」とたっちゃんはまだ驚いてる。


「ごめんね。あの日、帰るつもりだったんだけど帰れなくなっちゃって・・・」と私は下を向いた。


「遅くなってしまったね?」と私は笑って中に入った。


「何で帰って来たの?俺は藍那に酷い事ばかりした!沖田の所に戻れば良かったじゃないか!?」とたっちゃんは声を荒げて叫んだ。


「たっちゃん。私にはたっちゃんしか居ないの・・・トキがあなたを心配してたわ。」と私は散らかった部屋を片付け始めた。


「トキ?」たっちゃんは散らかったゴミの上に座った。


「死んでしまったの・・・あの日。たっちゃんとの間に出来た子供が・・・」と私はたっちゃんをゴミのない方に座らせた。


「その子の名前がトキ。」と私は、手を止めてたっちゃんを見た。


「子供が居たのか?」とたっちゃんは更に驚いた。


「きっと雨に濡れたのが駄目だったんだと思う・・・」と私は片付けを再開した。


「俺が殴ったからだろ?・・・」とたっちゃんは下を向いた。


「トキはたっちゃんを恨んでなんかなかった。私にたっちゃんを助けてほしいってお願いしてきたの・・・だから、たっちゃんのせいじゃないわ」と私はたっちゃんの前に座り笑った。


「ご飯作るね?お腹空いた?」と私は朝食の材料が入った袋を持ってキッチンに向かった。


「藍那・・・ごめんな?」とたっちゃんが後ろから抱きしめた。


「たっちゃん・・・遠い所に行かない?そして全部をやり直すの!」と私は振り返って言った。


「俺はいいけど・・・?」とたっちゃんは答えた。


「じゃあ荷物纏めてて?」とにっこり笑ってご飯を作り始めた。




「終わった!」とたっちゃんが叫んだ。


「それじゃあ・・・食べよう?」とご飯を出した。


「荷物、少なくなってるね?」と食べながら私は言った。


「あぁー捨てたんだ。藍那の荷物・・・」とたっちゃんが言った。


「そんなぁー・・・」と私は落ち込んだ。


「まぁーまた増やすからいっか!」とご飯を食べ終えた。




「たっちゃん髭も剃ってよ?せっかくカッコイイ顔なのに見えないのは寂しいよ?」と今はたっちゃんの身支度中。


「まだイケるかなぁ?」とたっちゃんも冗談交じりで答えた。


たっちゃんは藍紅が来た日から禁酒を始めたらしい。


そして私達は少ない荷物を持って家を出た。


「さよなら・・・」とドアを閉めた。












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