君の生きる意味(後半)
このページは藍紅サイドの話です。
俺は今飲み物を買いに行っていた。
その時「ココの都市伝説知ってる?」と女の子2人が話していた。
「えぇー知らない!どんなの?」とキャッキャと話していた。
「観覧車なんだけど・・・まだ付き合ってない2人が乗るとカップルになれるらしいんだ!」と片方の女の子が言った。
「そうなの?」ともう1人の女の子が言った。
「でもね・・・そのカップルがもう一度観覧車に乗ると別れるらしいよー?」と片方の女の子が言うと・・・
「ふぅーん・・・なら3回乗ると?」と聞き返した。
「今まで3回乗った人は居ないみたいだよ・・・」と女の子は答えた。
「まぁー普通、別れたらもう2度と会わないもんね・・・」と言いながら2人は何処かに行った。
「・・・・・・・・」
「そんな話・・・ないよね?」と俺は自分に言い聞かせるように呟いた。
俺は飲み物を買い戻った。
藍那の前にはピエロが居た。
その時藍那は悲しい顔をしていた。
俺は何だか胸騒ぎがした。
ピエロが居なくなると俺は藍那のところに行った。
藍那は「どうしたの?」と首を傾げていた。
俺は「藍那・・・お願いだから俺の側から居なくならないで?」と言った。
藍那は黙って下を向いた。
「ねぇー藍那・・・何でそんなに先輩に執着するの?」と俺は聞いた。
「藍紅・・・私が生きてるのはたっちゃんのお陰なんだよ?」と藍那は飲み物を飲んだ。
「だけど・・・私はたっちゃんにまだ恩返しが全然出来てないの。」と藍那は俺を見た。
「藍那は十分恩返ししたよ?」と俺は言った。
「藍紅にとって私の命の重さはそんなもの?」と藍那が言った。
「・・・・・。」俺は何も答えなかった。
「私はたっちゃんに幸せになってほしいの・・・」と藍那は言った。
そして「藍紅。私は1人でたっちゃんの所に行くよ・・・」と笑って藍那は立った。
「藍那・・・」と俺が言うと
「藍紅・・・私の生きる意味はあなたにあるの」と藍那が言った。
「俺に?なら俺と・・・」と俺が立つと「だけど私だけが幸せにはなれない」と藍那は歩き出した。
「なっちゃいけないんだよ?」と藍那は立ち止まり振り返った。
「俺は藍那が居ない人生に生きる意味なんか何もない・・・」と俺は藍那の肩を強く握った。
「藍紅・・・」と藍那は俺を優しく抱きしめた。
「・・・藍那の好きにしたらいいよ。」と俺は藍那を強く強く抱きしめた。
「ありがとう。」と藍那は言った。
そして俺達は家に戻った。




