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君を忘れたい
このページは藍紅サイドの話です。
藍那が隣から居なくなって半年が経った。
僕は藍那を忘れるために藍那に冷たく突き放そうと決めた。
それはある日藍那の友達の加奈に言われたからだ。
「藍那さぁー先輩に沖田君と話すの止めて欲しいって言われたみたいよ・・・?」
「藍那もそうするつもりだって」
と淡々と加奈が言った。
「沖田君もさ藍那なんか忘れて彼女作ればいいのに・・・」
「折角モテるのに勿体無い・・・」とブツブツ言っていた。
僕は藍那に何も出来なくなるの?
でも藍那にとって初めての恋人・・・僕のせいで藍那が悲しむのは見たくない。
藍那と中途半端に距離を取るより完全に離れた方が藍那の為だ。と僕は思った。
無意識に藍那を目で追って藍那と目が合う。
藍那は笑顔を向けてくれた。
僕は目を急いで逸らした。
こんなんじゃ駄目だ。
藍那が少し寂しそうにしたのを僕は気付けなかった・・・。
それから僕は藍那を忘れる為に冷たく当たり突き放した。




