君は、私?
このページは藍那サイドの話です。
私は沖田さんと付き合い始めた。
だけど最近私の体がおかしい・・・
沖田さんと一緒に居る時は頻繁に頭の中で声がする。
「誰なの?何が言いたいの?」私は混乱と共に不思議な事が起こり始めた。
私は今、沖田さんにお弁当を作ってる所!!
今日はデートの約束をしていた。
「んーチョット焦げちゃったかな・・・でも味は大丈夫だよね?」と一生懸命作っていた。
その時・・・・
「きゃっ!・・・・・・・・・ココは?ど・こ・・・?」
私は真っ白の何もない空間に居た。
「ママ・・・忘れないで?僕の事。」と子供の声が聞こえた。
その瞬間に幼い男の子が目の前に立って居た。
「どうしてココに居るの?」と私は男の子に言った。
「僕はずっとママの近くに居たよ?」と男の子は悲しそうな声で言った。
「私はママじゃないわ・・・」と男の子の前にしゃがんだ。
「ママ・・・パパの事嫌いにならないであげてね?」と男の子は私に抱き付いた。
「パパ?私は結婚してるの?」と聞いた。
「ママ・・・僕は男の子だから、これからもママの事を守ってあげるね・・・」と男の子は消えた。
その瞬間に私は元の場所に戻っていた。
「・・・・・」私は混乱していた。
その時「愛?愛!どうした?」と大が慌てながら側に駆け寄った。
「・・・私もしかしたら子供が居るのかもしれない。私を探してるのかも!」と私はパニックになった。
「愛!落ち着いて・・・何か思い出したのか?」と大は私と目を合わせた。
「分からないの・・・でも最近私、おかしいの!頭の中では誰かの声が頻繁に聞こえてくるし、さっきみたいに突然違う場所に行ったり・・・私どうなってるの?大・・・私は誰なの?」と私は泣き叫んだ。
「愛・・・もう一度入院して検査してみよう?」と大は私の頭をエアーでナデナデした。
「沖田さん・・・ごめんなさい。今日行けなくなっちゃった。・・・大丈夫。また連絡するね。」と電話を切った。
私は大の病院に入院した。
沖田さんと離れて過ごす間は頭の中で声が聞こえる事はない。
だけど、入院してからあの男の子の所に行ったきり元の場所に戻れなくなっていた。
「ママ・・・思い出して。僕を独りにしないで・・・寂しいよ。」
「ママ・・・今日は僕と遊んで?」
「ママ・・・僕を見て?」
「ママ・・・」
私は何も思い出せない。男の子に何もしてあげれない・・・その時男の子が消えた瞬間に私の前には、「藍那!」と沖田さんにそっくりな幼い男の子が笑って言った。
その瞬間元の空間に戻っていた。
「愛?・・・気が付いた?」と沖田さんがベットに寝ている私の顔を心配そうに覗き込んでいた。
「沖田さん・・・」会いたかったと声にならない言葉を言いながら私は沖田さんに抱き付いた。
「私は藍那さんを知ってるかもしれない・・・」と言った。




