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約束・・・  作者: 茶々
第5章
37/58

君とは違う

このページは藍紅サイドの話です。

朝から電話が掛かってきた。田中さんだった。


田中さんは何故か愛さんとの出会いを教えてくれた。


「・・・愛さんは、もしかして!?」と思いつつ家に行った。


愛さんは家に入れてくれた。


そして俺は「ところで何を悩んでるの?」と聞いた。


もしかしたら記憶が戻ってるのかも?と思っていた。


だけど愛さんは言わなかった。言えないと距離を置かれたのだ。


「最近は、何か見つけた?」と話題を変えた。


愛さんは頭の中で声が聞こえると言った。「そう言えば沖田さんに初めて会った日も聞こえたんだよね?」と続けた。


「私も・・・藍紅の隣に居たい」俺があの時聞こえた言葉。


やっぱり愛さんは藍那なの?


「愛さん・・・」と言いかけると、愛さんは「あ・い・・・愛でいいよ。」と笑顔で言った。


その顔は藍那だった。


あっ!寝癖・・・と笑いを堪えて愛に顔を近付けた。


そして髪を触ると突き飛ばされた・・・


その時の愛の顔と藍那の顔が違って見えた。


愛は藍那じゃない・・・もしかして愛を藍那に重ねるのは、愛が気になってたから?


俺は愛が好きなのか・・・と思いながら愛を抱きしめた。


「私は藍那さんじゃない・・・」と泣く愛が藍那と重ねなくても可愛かった。


「好きになっちゃったです・・・」と愛は言った。


俺は愛を抱きしめた。藍那じゃなくても守りたいと思った。


「俺も愛が好きだよ・・・」と俺は言った。


「藍那さんが見付かったら?」と愛が何だか寂しそうに言った。


「・・・・」藍那。君は怒るかな?悲しむかな?でも藍那はきっと笑って許してくれるだろう・・・


だけど・・・必ず見つけると約束するから・・・だから待っててほしい。






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