君は変わった
このページは藍那サイドの話になります。
最近、朝から大好きな人が迎えに来てくれるから朝からドキドキが止まらない。
遅刻は相変わらずだけど、そんなのどうでも良くなるくらい幸せだから。
「藍那・・・?」
先輩が顔を覗いてくる・・・。
顔が一気に赤く染まる///。
「藍那は可愛いね」
「そんな事ありませんよ・・・」と藍那が答えると
「恋人なのに敬語止めない?」と先輩は笑顔で言った。
「貴文先輩は年上なので・・・」とドキドキしながら言った。
「今度からは貴文って呼んでね。あと敬語は禁止」と人差し指を立てながら言った。
「呼び捨てなんて出来きま・・・ないよ」と焦りながら答えると、
「好きなように呼んでくれて構わないから。」
「急がないと遅刻だよ?」と手を差し出してくれた先輩の手を取った。
先輩の手は大きくて優しくぎゅっと繋いでくれる。
時が重なるに連れてドンドン好きになっていく。
放課後・・・
そう言えば今日は先輩と帰れないんだった・・・と思いながら私は藍紅を探した。
藍紅は加奈と話していた。
「藍紅・・・」と声をかけた。
藍紅はこっちを向いて「何?」と答えた。
加奈もこっちを向いた。
「今日久しぶりに一緒に帰らない?」「話したい事もあるし・・・?」と藍紅に駆け寄った。
「それって彼氏が許さないでしょ・・・加奈が一緒に帰ってあげるよ。」と加奈は2人の間に入ってきた。
「でも、藍紅と久しぶりに話したいし・・・」と私は加奈に謝った。
「斉藤さん・・・今日は加奈と帰りなよ」と藍紅が言った・・・。
「・・・斉藤?」
私の頭は混乱し始めた・・・。
「何で苗字で呼ぶの?」と藍紅に聞いた。
藍紅は笑顔で「斉藤さんも沖田って呼んでね。」と答えた。
「何で突然・・・?」と私は涙が出そうになり俯いた。
「藍・・・斉藤さんの彼氏さんに悪いし、ただの幼馴染でしょ?僕達・・・」
私は勢い良く教室を飛び出した。
絶えれなかった・・・ずっと隣に居た藍紅じゃない気がして・・・。
私は1人で家に帰った。
「ただいま・・・」
「あっ!藍那お帰り。ついでに二子にこれ届けてくれない?」
「藍紅ママに?」
「うん。お願いね。」とママは紙袋を渡した。
私は部屋に行った。
2階にある私の部屋の窓は隣の家の藍紅の部屋の窓と向かいで幼い頃から良く行ったり来たりしていた。
いつもの様にコツっと窓を叩いた。
「あんな事の後だし出ないか・・・」と窓を閉めようとした・・・
「何?」と藍紅は面倒臭そうに窓を開けた。
「・・・あっ!これ藍紅ママに渡しといて」と紙袋を押し付ける様に渡した。
「藍紅・・・」と声を掛けようとしたら・・・
「分かった・・・今度から窓使うの禁止ね。子供じゃないんだから玄関から来てくれない?」
と窓を閉めた。
私は藍紅の態度の意味が理解出来ずに涙が出た。
それから藍紅とは、距離がドンドン離れた。




